1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09041035
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Research Institution | BUKKYO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
真田 康道 佛教大学, 文学部, 教授 (90066415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
切畑 健 大手前女子大学, 文学部, 教授 (80000363)
井上 正 佛教大学, 文学部, 教授 (00000365)
田辺 昭三 神戸山手大学, 環境文化学科, 教授 (90068817)
伊東 隆夫 京都大学, 木質科学研究所, 教授 (70027168)
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Keywords | 日中共同ニヤ遺跡学術調査研究会 / カローシュティー木簡調査 / 出土文物の調査 / 仏教壁画調査 / ニヤ遺跡出土染織工芸品調査 |
Research Abstract |
本年度は、報告書の完成が遅れ国家文物局からの現地調査許可が得られず、本年度はニヤ出土文物に関連する調査研究と日中共同ニヤ遺跡学術調査研究発表会に研究を方針転換した。それらは成果として後日まとめる予定。 (1)7名の中国研究者を佛教大学に招聘して、ニヤ遺跡の日中共同による学術調査に対する総括と研究発表会を開催して二日間に亘って、それぞれ3名の学者が発表した。後日東京に移動し、来年度より日本側考古学調査の中心メンバーとなる予定の國學院文学部吉田恵二教授(考古学)を訪れて、現地調査について意見交換をした。 (2)第二回の日中共同ニヤ遺跡学術調査研究発表会を開催し、中国側研究者11名と日本側研究者6名が研究発表をした。その後考古学班は新疆文物考古研究所にて収集文物の調査、仏教美術班は1日間の新彊文物研究所で収集済み染織工芸品の調査を行い、その後、ニヤ遣跡N5寺院出土の仏教壁画と比較研究するためキジル及び周辺の千仏洞壁画を調査した。カローシュティー木簡研究班は、1日間の新疆文物研究所保存のニヤ遺跡出土カローシュティー木簡の調査をした。その後キジル千仏洞に保存されているカローシュティー木簡の調査を要請したが、既に展示場を閉鎖したとのことで研究所倉庫内のトカラ語木簡について調査した。
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Research Products
(1 results)