1998 Fiscal Year Annual Research Report
EVにおける言語文化政策と多文化国家ベルギーにおける異文化接触の実態調査
Project/Area Number |
09041047
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
伊藤 直哉 北海道大学, 言語文化部, 助教授 (60261228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
VANOVERBEKE ディミト 九州大学, 留学生センター, 助教授 (40284575)
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Keywords | ベルギー / ステレオタイプ / 異文化接触 / 言語文化政策 / 多文化国家 |
Research Abstract |
本年度は、前年度の予備アンケート結果を参考に、本アンケートの作成と実施が行われた。 本アンケート調査は、計画に従い、ベルギーの三言語地域(オランダ語地域、フランス語地域、二言語併用地域)それぞれに対して、500部、400部、100部、総計1000部行った。 本アンケートの配布に関しては、予備調査の時点において接触をしていた協力者を中心に行ったが、予備アンケートに比べて配布数が10倍となったため、現時点において回収が問題となっている。協力者を通じて回収に全力をあげている最中であるが、当初目標の回収率60%を達成するのは難しい状況となりつつある。 予備アンケートの問題点を改良し、本アンケートでは以下の点を変更した。 1 被調査者の言語能力の客観的な基準を設定するため、日常生活に密着した具体的選択肢を用意した。 2 予備アンケートの反省に基づき、被調査者のステレオタイプ抽出のために設定した品質形容詞の選択肢を制限した。 3 被調査者の言語的背景に関し、引越や学校の選択による言語環境の経緯を問う項目を導入した。 アンケートの回収が行われるに従い、順次データをデータベース化しているが、最終回収は来年度にずれ込む可能性があり、本格的データ分析は来年の夏ごろを予定している。
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Research Products
(2 results)