1997 Fiscal Year Annual Research Report
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09044004
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | Joint Research . |
Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
バースカララ-オ ペ-リ 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (00272617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 孝信 東京大学, 大学院・人文社会系研究所, 助教授 (10236292)
奈良 毅 清泉女子大学, 人文科学研究所, 教授 (90014464)
峰岸 真琴 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (20190712)
高島 淳 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (40202147)
町田 和彦 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (70134749)
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Keywords | テルグ語 / ヒンディー語 / サンスクリット語 / ベンガル語 / タミル語 / マラヤ-ラム語 / カンナダ語 / マラ-ティー語 |
Research Abstract |
本年度は,インド中央諸語研究所と共同で、インドの主要8言語(内、インド・ア-リア諸語はヒンディー、ベンガル、マラ-ティー、サンスクリット語、ドラヴィダ諸語はタミル、テルグ、カンナダ、マラヤ-ラム語)について、機械可読辞書に盛り込む内容について検討した。 これらの言語について、見出し語形、文法情報、発音、語源、語義、文化情報などを盛り込むべきことを確認したが、特に機械辞書においては、従来の印刷物としての辞書以上に、各項目の構造化について、一層精密な検討が必要であることが明らかになった。 特に、辞書の任意の2項目のとりうる論理的な関係を属性の束として捉え、これを組み合わせた場合に、主として以下のような関係が辞書記述の上で問題になることが明らかになった。すなわち、綴りの変異形、交代形、同音異義語、発音の変異形、同字異語、二重語、類義語、あるいは偶然の一致である。 そこでこれらの情報を適切に反映する辞書項目の構造化の方法について検討し、これを実装するための試験的な辞書の開発を行った。 また、インドで開発されたインド文字処理ソフトを購入し、その文字コードおよび文字処理原理について検討した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 町田 和彦: "ヒンディー語" 世界の言語ガイドブック2《アジア・アフリカ地域》. 2. 273-285 (1998)
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[Publications] 山下 博司: "大野晋氏のご批判に答えて-《日本語=タミル語同系説》の手法を考える" 日本研究. 17(印刷中). (1998)
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[Publications] Peri Bhaskararao: "Gabada" Dravidian Languages. 326-353 (1998)
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[Publications] ペ-リ・バースカララ-オ: "平成9年度言語研修テルグ語テキスト1「テルグ語教本 文字と文法」" アジア・アフリカ言語文化研究所, 241 (1997)
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[Publications] ペ-リ・バースカララ-オ: "平成9年度言語研修テルグ語テキスト2「テルグ語教本 語彙集」" アジア・アフリカ言語文化研究所, 206 (1997)