Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SATOFUKA Fum Faculty of Humanitics & Art, Univ. Gotebor, Professor
ALLWOOD Jens Faculty of Humanitics & Art, Univ. Gotebor, Professor
渋谷 雄 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 講師 (70226190)
米谷 淳 神戸大学, 大学教育研究センター, 助教授 (70157121)
宮尾 克 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研, 教授 (70157593)
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Research Abstract |
電子メイル,インタネット,携帯電話,ポケベルなどの新しい通信メディアが,企業内および企業間のコミュニケーションとコーディネーションにもたらしている変革,また企業と従業員,企業の国内事業所と外国の事業所との連絡,調整に活用されている実状を調査分析する作業を行っている.本年度は田村,宮尾,米谷が北欧に行き,現地の共同研究者(Allwood,Kantola,Satofuka)並びに関心のある現地研究者約20の協力をえて,研究交流を行い,Auto Nova,Ericsson,Telia,Nokiaなどの企業で事情調査を行った.各地の大学及び企業ではこの課題に深い関心を持ち,周到の準備で対応してくれた.労働福祉では人間中心性を目標とし,企業活動では規制緩和を早期に導入した北欧ではインタネットなどの有線通信が普及も高く,またGSM方式の無線電話を世界標準に育て上げた実績を背景に,社会のマルチメディア化を積極的に推進する状況が理解された.これらの国では,列車内や施設内での携帯電話の使用制限を具体化する動きはまだ出ていないが,運転中に関しては適切な対策が必要とする認識は認められた. 来年度に予定される,日本企業と北欧企業の中国展開におけるこれらメディアの活用について予備調査すべく,中国事情に明るい水野義道氏を協力者に加えて,1998年2月に中国予備調査を行い,北欧系2,日系1企業 および中国人民大学,中国科学院,天津紡織工学院にて事情聴取及び調査方法について打合せを行い,本調査実施への準備を進めている.なお研究分担者の渋谷は別口でドイツに派遣され,当地の事情を調査中である.ヨーロッパでも北欧とドイツではかなり事情に差があることが報告されている.
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