1999 Fiscal Year Annual Research Report
ポスト構造調整期の西アフリカにおける持続的発展と民主化の現状と展望に関する研究
Project/Area Number |
09044043
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
川端 正久 龍谷大学, 法学部, 教授 (10043374)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝俣 誠 明治学院大学, 国際学部, 教授 (70204443)
原口 武彦 新潟国際情報大学, 情報文化学部, 教授 (30267702)
大林 稔 龍谷大学, 経済学部, 教授 (70257822)
落合 雄彦 敬愛大学, 国際学部, 講師 (30296305)
望月 克哉 アジア経済研究所, 地域研究第2部, 副主任研究員
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Keywords | 構造調整 / 西アフリカ / 持続的発展 / 民主化 / 市民社会 |
Research Abstract |
本年度は日本側研究者6人とアフリカ側研究者2人(ナイジェリア研究者を代表してオルコシおよびコートジボワール研究者を代表してムベ)および研究協力者の共同研究を主たる内容とする。最終年度の研究項目は研究課題の総括と研究成果報告書の作成であった。日本側研究者は国内研究会を2回開催した。第1回国内研究会(1999年6月26日、龍谷大学)では本年度研究計画が策定された。第2回国内研究会(1999年7月9-10日、龍谷大学)では、川端「民主化と市民社会」、原口「民族問題と民主化」、勝俣「人民経済の展望」、落合「宗教と社会」、望月「新しいアクターと市民社会」が報告され討論され、国際シンポジウムヘの準備作業を実施した。 国際共同研究は2回開催した。第1回国際共同研究シンポジウム(1999年9月17日、アジア経済研究所)では、ムベ「持続的開発と金融制度」、原口「民族問題と民主化」、勝俣「人民経済の展望」、落合「宗教と社会」、望月「新たなアクターと市民社会」が報告され討論された。第2回国際共同研究シンポジウム(1999年11月9日、アジア経済研究所)では、オルコシ「アフリカにおける民主化:成果と限界」「ナイジェリアの民主化の現段階」と川端「アフリカにおける民主化」が報告され討論された,シンポジウムは公開としたので、多くの研究者が参加した。 研究成果報告書を発行した。研究成果報告書の編集作業は第1回国内研究会から開始された。編集会議は2回(2000年1月27-28日、2月4-5日、龍谷大学)開催された。研究成果報告書は2000年3月に作成された。研究成果報告書には研究分担者6人(川端、大林、原口、勝俣、望月、落合)と研究協力者6人(オルコシ、ムベ、アドウコ、ンダウ、岩田、白石)からの論文を所収した。内容は西アフリカにおける政治的民主化、持続的経済開発、社会的変動について分析した論文から構成されている。
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Research Products
(11 results)
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[Publications] 勝俣 誠: "アフリカの地域紛争と予防外交"国際問題. 477. 50-66 (1999)
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[Publications] 勝俣 誠: "世界の中のアフリカ"現代思想. 27-12. 42-57 (1999)
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[Publications] 勝俣 誠: "グローバル化時代のアフリカ民族国家"岩波講座 開発と文化4 開発と民族問題. 71-91 (1998)
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[Publications] 望月克哉: "ナイジェリア-民政移管への長い道のり"月刊アフリカ. 39-4. 10-14 (1999)
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[Publications] 望月克哉: "開発の国際潮流と国家の選択"アジ研ワールド・トレンド. 53. 63-66 (2000)
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[Publications] 望月克哉: "アフリカの政治・社会における新たなアクター"国際政治. 12 3. 44-59 (2000)
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[Publications] 落合雄彦: "ペンテコステ=カリスマ運動とアフリカのネオ・パトリモニアル国家"国際政治. 12 1. 12-32 (1999)
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[Publications] 落合雄彦: "天上のキリスト教会"敬愛大学国際研究. 5. (2000)
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[Publications] 川端正久(編): "転換期のアフリカ"日本国際政治学会. 216 (2000)
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[Publications] 武内進一・原口武彦(編): "現代アフリカの紛争"アジア経済研究所. 410 (2000)
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[Publications] 望月克哉: "ナイジェリア-第四共和政の行くえ"アジア経済研究所. 110 (2000)