1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09044118
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
上野 和之 東北大学, 流体科学研究所, 講師 (20250839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MASSART R. ピエール, マリーキュリー大学・物理化学, 教授
BACRI J.ーC. ピエール, マリーキュリー大学・物理化学, 教授
小池 和雄 東北学院大学, 工学部, 教授 (20108575)
中塚 勝人 東北大学大学院, 工学研究科, 教授 (60005345)
神山 新一 東北大学, 名誉教授 (80006171)
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Keywords | 磁性流体 / 微粒子 / 磁場 / 管内流動 / 磁化 / 熱伝達 / 粘土 |
Research Abstract |
平成10年3月に神山教授が停年退官したために代表者を上野講師に交代し、共同研究を続行することにした。平成10年9月には、Bacri教授ほか3名が東北大学及び秋田大学を訪問し、第5回日仏磁性流体セミナーを開催した。ついで、11月には、神山名誉教授と中塚教授がパリ大学を訪問し、共同研究のまとめの討議を行った。なお、中塚教授はピエール・マリーキュリー大学(パリ6大学)に約1カ月間程滞在し、磁性流体の高機能化と応用に関する共同研究を行った。本年度の研究成果としては、超低蒸気圧を示す磁性流体の開発やイオン性磁性流体の物性、特に、光学特性、相変化現象や液界面の不安定現象の解明が進められた。また、新たに水銀をベース液とする液体金属磁性流体の試作が行われた。管内流動特性に関しては、加熱沸騰を伴う磁性流体の気液二相流の流動特性に及ぼす磁場の影響の解明や管内振動流動特性の解明が進められた。応用研究として、高性能真空シールの開発、磁性流体アクチュエータやアクティブダンパ、さらには、熱交換器としての性能向上に関する基礎研究が進められた。医学的応用研究としては、血液中の赤血球の磁気分離、また、地球マントル内の熱対流の磁性流体を用いた模擬シミュレーションの研究も進められた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] H.Fukuda: "Study on Active Damper with a Magnetic Fluid" JSME Int.J.,Ser.B. 41-4. 822-829 (1998)
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[Publications] S.Kamiyama: "Investigation on Vibration Characteristics of Magnetic Fluid Active Damper" Non-linear Electromagnetic Systems,IOS Press. 875-878 (1998)
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[Publications] K.Nakatsuka: "Synthesis of Ethylene Clycol Based Magnetic Fluid Using Silica-coated Iron Particle" Proc.of 5th Japanese-French Seminar on Magnetic Fluids. 36-37 (1998)
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[Publications] S.Lefebure: "Monodisperse Magnetic Nanoparticles:Preparation and Dispersion in Several Media" J.Mater.Res.13. 2975-29 (1998)
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[Publications] V.Berejnov: "Synthesis of Stable Lyotropic Ferronematics with High Magnetic Content" J.of Colloid & Interface Science. 199. 215-217 (1998)
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[Publications] A.Halbreich: "Biomedical Applications of Maghemite Ferrofluid" Biochimie. 80. 379-390 (1998)