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1998 Fiscal Year Annual Research Report

アジア参照触媒の設立に基づく適正な環境触媒技術に関する共同研究

Research Project

Project/Area Number 09044169
Research InstitutionTOTTORI UNIVERSITY

Principal Investigator

丹羽 幹  鳥取大学, 工学部, 教授 (10023334)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松橋 博美  北海道教育大学函館校, 教育学部, 助教授 (70192341)
竹口 竜弥  京都大学大学院, 工学研究科, 助手 (30227011)
片田 直伸  鳥取大学, 工学部, 助教授 (00243379)
薩摩 篤  名古屋大学大学院, 工学研究科, 講師 (00215758)
岡本 康昭  鳥取大学, 総合理工学部, 教授 (80029553)
Keywordsアジア触媒 / 環境触媒 / 参照触媒 / 脱硝 / 脱硫 / キャラクタリゼーション / ゼオライト / アルミナ
Research Abstract

アジア参照触媒制度が設立され,韓国,台湾,およびタイ国に対して,アルミナ5種類,ゼオライト7種類が配布された.韓国においては,ことにその利用が活発に行われ,徐々に効果が現れている.台湾における利用はまだ十分ではないが,今後に期待したい.
今年度の共同研究では,はじめに台湾の研究者を招聘して,メソポーラス物質を担体とする脱硫触媒およびチタニアを用いる有害物質の光分解触媒に関する研究成果の講演と議論をおこなった.台湾では脱硫触媒に関する研究に興味がたかく,アルミナ担体よりも優れた触媒の開発研究をおこなっている.しかし,メソポーラス物質は耐久性に問題があり,このままではまだ利用できない.一方,有害物質の光分解は有効なもので,チタニアに関する早急な共同研究が必要であることを認識した.今後チタニア試料の配布を行なう必要がある.
一方,今年度は共同研究者を4名派遣し,タイ国においてアジア参照触媒に関するシンポジウムを行なった.その結果,タイ国の触媒研究はまだ端緒についたばかりで,高度な研究を行なうのにはいっそうの努力が必要であるとの印象を得た.しかし,多くの若い研究者からの熱心な質問があり,今後の発展には十分期待がもてる.わが国の触媒研究に関する優れた知識や豊かな経験を利用していただけるなら積極的に供与すべきであると考えられる.タイ国においてはゼオライトなどの固体酸触媒に関する質問をおおくうけたが,まずは触媒調製やそのキャラクタリゼーション技術に関する基礎研究が行なわれるべきであろう.
情報だけでなく試料を共有する形でのアジアにおける共同研究は非常にすぐれたもので,今後の大いなる発展が期待できる.

URL: 

Published: 1999-12-13   Modified: 2016-04-21  

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