1997 Fiscal Year Annual Research Report
女性のライフサイクルから見た教育課題に関する日中共同研究:少子化・高齢化への対応
Project/Area Number |
09045009
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | University-to-University Cooperative Research |
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
小笠原 道雄 広島大学, 教育学部, 教授 (10053612)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 千秋 広島大学, 教育学部, 助教授 (60116671)
島光 美緒子 広島大学, 教育学部, 助教授 (10155608)
平田 道憲 広島大学, 教育学部, 助教授 (30111660)
松橋 有子 広島大学, 教育学部, 教授 (10119018)
渡部 和彦 広島大学, 教育学部, 教授 (20057699)
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Keywords | 高齢化 / 少子化 / 健康 / ライフサイクル / 女性 / 教育 / 教育課題 / 日中比較 |
Research Abstract |
今年度は、4つの課題について4つの研究班を設けて調査研究を進めることにした。 すなわち、1)女性のライフサイクルと運動-健康・運動に対する意識調査研究班(渡部、松尾)。2)生活時間に関する日中比較研究班(平田、)。3)青年・成人女子のライフサイクルとアンデンティテイ発達に関する日中比較研究班(岡本)。4)「少子化」問題への教育学的対応に関する比較研究班(金、鳥光、小笠原)などである。 それぞれの研究課題について、北京師範大学の研究者と全体的な会議をもち、研究課題に対する共通の認識を深めると共に、個別の会合を持つことによってそれぞれの研究課題を専門とする複数の研究者とともに、研究内容の検討、研究方法の検討などを行った。すなわち、アンケート調査の内容についても試案をもとに具体的な検討を行った。 調査対象の選定に当たっては、北京師範大学の協力が得られる見通しを得ることができた事は大きな成果である。また、調査内容が中国の慣習や社会通年と合致しているか、調査項目が中国の人々に十分理解されるか。誤解を招くような不適切な質問がないかなどについて検討した。 研究班はそれぞれ広島大学と北京師範大学の研究者と緊密な連絡を取り合い研究内容を吟味し本調査に備えることが出来た。北京師範大学が有する資料などの提供を受けることが出来、中国の教育事情や社会情勢を把握するうえで貴重な資料となった。今後、これらの資料などの分析を通して、研究課題をより一層明確にする見通しが可能となった。
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