1998 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
09045014
|
|---|
| Research Institution | Kansai University |
|---|
Principal Investigator |
藤善 真澄 関西大学, 文学部, 教授 (60067585)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藪田 貴 関西大学, 文学部, 教授 (80027987)
高橋 隆博 関西大学, 文学部, 教授 (70188019)
松浦 章 関西大学, 文学部, 教授 (70121895)
王 宝平 中国浙江大学日本文化研究所, 副所長
王 勇 中国浙江大学日本文化研究所, 所長
|
|---|
| Keywords | 華東 / 華南 / 日本 / 文化交流 / 仏教文化 / 中国 / 江戸時代 / 文学 |
|---|
| Research Abstract |
長い日中関係史に最も重要な役割を果してきた中国の沿海地域、とりわけ山東・江蘇・逝江・福建・広東の各地における日中交流史上の遺産を洗い直し、またそれぞれの地域と日本との文化交流をめぐって地域性、地方差を勘案しながら、新しい問題提起を試みようとするのが研究の主目的である。この本旨に従い、昨年度は華東地域の調査に重点を置いたが、今年度は主として中国の研究分担者による日本側の調査を実施した。両者とも現地郷土史家と交流の機会を持ち、中国人ならではの新知見を得た。王宝平の成果は地方紙のニュースに取り上げられ、また各機関の日中交流資料の蒐集につとめ関西大学東西学術研究所においてその一端を「なぞの銚文棟の『日本国志』について」に口頭発表した。
一方、王勇・王宝平・藤善は杭州市で開催の国際シンポジウムに参加発表。成果は近日中に勉誠社より出版の予定である。三人はまた彼我の船舶が発着した普陀山とその周辺調査を実施した。
松浦・高橋・藤善は広州と肇慶・南海・香港の調査、中山大学の研究者と意見の交換を行い、博物館・光孝禅寺(旧額制止寺)などを調査した。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 藤善真澄: "薬師寺東塔擦銘と西明寺擦銘" 「アジア遊学」 日本の遣唐使 勉誠社. 印刷中. (1999)
-
[Publications] 王勇: "遣唐使時代のブックロード" アジア遊学 東アジアの遣唐使 勉誠社. 印刷中. (1999)
-
[Publications] 松浦章: "鄭和「下西洋」の随行員の事跡" 関西大学「東西学術研究所紀要」. 31. 35-50 (1998)
-
[Publications] 高橋隆博: "高麗の螺鈿" 小学館「世界美術全集」東洋編10 -高句麗・百済・新羅・高麗-. 237-244 417-423 (1998)
