1997 Fiscal Year Annual Research Report
トカマク型およびヘリカル型装置における定常高温プラズマの比較研究
Project/Area Number |
09045041
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | University-to-University Cooperative Research |
Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
渡利 徹夫 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (60093085)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
趙 燕平 中国科学院, 等離子体物理研イオン加熱室, 助教授
万 宝年 中国科学院, 等離子体物理研計測室, 教授
王 孔嘉 中国科学院, 等離子体物理研企画担当所長助理, 教授
佐貫 平二 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (80109355)
足立 圭三 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (30023716)
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Keywords | プラズマ / 核融合 / プラズマ計測 / プラズマ加熱 / プラズマ理論 / 超伝導 / ネットワーク |
Research Abstract |
「トーラスプラズマの高性能化」ワークショップに渡利が参加し,まもなく実験を開始する核融合科学研究所(NIFS)のヘリカル装置LHDについて報告した。席上,トカマク型では日本原子力研究所の次期計画JT-60SU,中国側の等離子体物理研究所(ASIPP)k次期計画HT-7U,西南物理研究院(SWIP)の次期計画HL-2Aなどについての報告があり,日中のトカマクとステラレーターを比較しつつ改良をはかる地盤がかたまった. 山田・高畑はHT-7Uの技術検討会に参加し,LHDの超伝導システムについて報告した.ASIPPではすでに三年来HT-7の超伝導システムを稼働させており,相互に益する交流となった.万宝年はNIFSの森田とともにLHD用可視分光の準備作業を行い,方々ASIPPのHT-6MにおけるHa計測データの解析方法について講義した。趙燕平はLHD高周波源の移設に立会い,また,最近HT-7でイオンサイクロトロン加熱の実験が開始し,高周波ノイズの問題が解決して100kW程度の実験を行った結果について報告した。 佐貫はASIPPを訪問し,以前から共同研究を行っていた垂直位置不安定性に関する理論を投稿論文とすべく,兪国楊と検討を進めた。また,SWIPへも赴き,プラズマ閉じ込め改善に及ぼすプラズマ中の径方向電場の理論について討論した。 「比較研究」のためには研究所間で相互に頻繁に実験データ等を伝送することが望まれる.津田はASIPP・SWIP及び中国教育和科研計算機網中心(北京)を歴訪し中国の情報網の調査を行い,実際にデータを送ってデータ転送速度と信頼度の計測を行った.
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