1998 Fiscal Year Annual Research Report
心臓弁膜疾患に対する新しい世代の生体弁の開発と実験的および臨床的研究
Project/Area Number |
09306022
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
山根 義久 東京農工大学, 農学部, 教授 (50262225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富澤 康子 東京女子医科大学, 日本心臓血圧研究所, 助手 (00159047)
野一色 泰晴 横浜市立大学, 医学部, 講師 (60033263)
町田 登 東京農工大学, 農学部, 助教授 (20219364)
鈴木 馨 東京農工大学, 農学部, 助手 (90226499)
丸尾 幸嗣 東京農工大学, 農学部, 助教授 (40124276)
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Keywords | 対外循環 / 人工心肺装置 / 常温下体外循環 / 中心冷却併用体外循環 / ヘパリンコーティング / シリコンコーティング |
Research Abstract |
1) 昨年度(初年度)に引き続き、より良い犬の僧帽弁に用いる生体弁を作成し、比較検討した。従来はブタの大動脈弁のみを用いていたが本年度はさらに肺動脈弁を用いた生体弁を作成し、検討中である。 2) また、昨年度と同様に生体弁の耐久性試験も併行して継続し、より強靭でかつ生体に適合する生体弁を目標にしている。 3) 人工心肺を用いて開心下での弁置換術はさらに確実なものとなり、移植後経時的に超音波等の測定機器により循環動態や心機能を観察し、剖検後は移植弁を形態学的、組織学的に検索中である。 4) 目的とする実験のすべての概要が決定したので、今後は実験スピードを上げてより多くのデータ採取を計画中である。
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