1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09356003
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
高橋 克忠 大阪府立大学, 農学部, 教授 (30081532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚原 園子 日本真空技術株式会社, 主任研究員
前園 明一 真空理工株式会社, 研究員
北村 進一 京都府立大学, 農学部, 講師 (60117869)
広瀬 正明 京都大学, 食糧化学研究所, 教授 (60026523)
深田 はるみ 大阪府立大学, 農学部, 助教授 (50128774)
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Keywords | DSC / ゲル用DSC / 希薄溶液用DSC / タンパク質 / 熱変性 |
Research Abstract |
測定データのプロセッシングについて、予定通りの解析ソフトが完成し、モデル・データの上で正常に作動することを確認した。 試作装置については引き続きその性能テストを行った。ゲルを含む生体高分子用装置は高温側の制御は順調であるが、低温側に問題があることが判明し、その設計の一部を変更した。すなわちペルチェ冷却では-50℃が限界であったが、当初の目標を達成するため、試料セル部の熱容量を極力小さくし、熱伝導を良くする方向で改良をはかり、-60℃での温度制御が可能となった。 サブユニット・ドメイン構造を持つ蛋白質解析用および食品多成分系での解析用装置は、両者に共通する薄膜熱電対が物理的力により容易に断線してしまうことが判明した。よってこの薄膜熱電対の製作に対し、蒸着量を増加し、熱電対の厚みを増す方向で改良をはかっているが、まだ十分満足できる精度のものは達成されていない。 現在も引き続き基礎テストを行っている。
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