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1999 Fiscal Year Annual Research Report

日本人における関係性の意味構造-自己認識、感情、家族の発達・社会心理学的検討-

Research Project

Project/Area Number 09410036
Research InstitutionShirayuri College

Principal Investigator

柏木 恵子  白百合女子大学, 文学部, 教授 (10086324)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永久 ひさ子  白百合女子大学, 文学部, 助手 (90297052)
大野 祥子  山村女子短期大学, 国際文化学科, 専任講師 (70286889)
唐澤 真弓  東京女子大学, 現代文化学部, 助教授 (60255940)
Keywords日常性、 / 家族、 / 感情、 / 自己認識、 / 関係性
Research Abstract

本研究は、日本人の関係性の心理的構造をより日常的な態度・生活・行動について検討することにより、その機能を明らかにすることである。本年度は、研究1、2のデータについての最終的分析、全体的討論を行い、それらの成果をもとに報告書を作成した。
研究1)日本における関係性の社会化の様相(唐澤・柏木):今年度は現在までの研究成果を、8月にアジア社会心理学会で発表し、今後の研究への示唆を得た。平成9年度の結果から、日本の文化的価値としての行動制御の規範について、日常的場面からの検討として、小学生の作文の分析を行った。小学校1年生から6年生まで63名を対象に、今月の目標についての感想文から、自己が目標を達成できたか否か、達成についての文章と達成できなかったこと(反省)の文章との割合を比較した。その結果、反省についての文章が、達成についての文章よりも多くみいだされた。この結果は、目標達成そのものよりも目標達成までののプロセスを強調する記述がより多いという大学生の結果と一致する。これらのことは、日本において、関係性に基づいた日常的な態度・行動に反映されていることを示唆する。
研究2)日常的文脈における関係性(大野・永久・柏木):成人期の子どもの人生移行のスムーズさが、生育家族との関係性によってどのように影響されているかを明らかにすることを目的として、既婚女性を対象としたインタビュー調査を行った。この調査結果は、平成12年3月末の発達心理学会にて、発表する予定である。平成9年度に実施した質問紙調査のデータ分析を進めつつ、さらなる分折に必要な追加データ収集のための調査を行った。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 大野祥子: "娘の結婚への移行を促進する家族要因"家庭教育研究所紀要. 21. 47-55 (1999)

  • [Publications] 柏木恵子,永久ひさ子: "女性における子どもの価値-今,なぜ子を産むか-"教育心理学研究.. 47. 170-179 (1999)

  • [Publications] 藤永保,柏木恵子: "エッセンシャル心理学."ミネルヴァ書房. 242 (1999)

  • [Publications] 柏木恵子,東洋 監修: "流動する社会と家族-社会と家族の心理学-"ミネルヴァ書房. 254 (1999)

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Published: 2001-10-23   Modified: 2015-06-24  

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