中国文学が日本文学に及ぼした影響を中心として見た日本文学の歴史

1997 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 09410113
• Research Institution: Kyoto University
• Principal Investigator: 日野 龍夫 京都大学, 文学研究科, 教授 (00044727)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 大谷 雅夫 京都大学, 文学研究科, 助教授 (80152172) ; 木田 章義 京都大学, 文学研究科, 教授 (30131486)
• Keywords: 中国文学 / 日本文学史 / 比較研究 / 受容史

Research Abstract

研究代表者並びに研究分担者の研究環境を改善するために、パソコンの購入やソフトの設定など、大幅な改変を行い、この一年でだいたい共通した、高度な研究環境を作ることができた。
研究については、研究分担者・大谷雅夫が上代の漢文学、特に万葉集における漢文の受容の研究を進めている。研究分担者・木田章義は辞書の研究を行っている。特に中国、日本における玉篇の研究を中心として行った。
研究代表者は、近世の漢詩における中国文学の影響を中心に研究を行っている。特に服部南郭の伝記や林家などの近世儒家の研究を鋭意進めている。
今年は、研究環境整備のために時間をとられたため、課題そのものに対する研究はあまり進んでいないが、研究の基盤は大きく改善され、研究の効率は大変よくなっている。