1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09440073
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
安田 正實 千葉大学, 理学部, 教授 (00041244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩本 誠一 九州大学, 経済学部, 教授 (90037284)
中神 潤一 千葉大学, 理学部, 教授 (30092076)
蔵野 正美 千葉大学, 教育学部, 教授 (70029487)
吉田 祐治 北九州大学, 経済学部, 教授 (90192426)
門田 良信 和歌山大学, 教育学部, 教授 (90116294)
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Keywords | 最適化問題 / 数理モデルの解析 / 不確実性 / 逐次決定過程 / 動的計画法 / 数理計画法 / 意志決定論 |
Research Abstract |
1997年度,1998年度に引き続き,本年度も研究集会を開催することができ,多くの実りある成果が得られた。研究集会のテーマは「不確実性の下における意志決定のための数理モデルとその応用」で,1999年11月18日(木),19日(金)千葉大学けやき会館で行われた。17件の講演発表が行われ,約25名の参加ならびに外国人発表者2名の参加も得た。各分担者の協力により,それぞれの専門領域を生かした,企画運営により,それらの分担した研究テーマのいくつかをあげると, (1)ファジィ最大順序と可能性理論を用いたファジィ数に関する順序の研究 (2)ファジィ確率変数列に対するファジィ停止時刻問題の研究 (3)動的計画法に関連した,不変埋没原理,分数計画の研究や時間制約をもつマルコフ決定過程 (4)逐次決定についてのリスク回避に対する数理的研究,リスク回避のための停止時刻をもつマルコフ決定過程 (5)事前分布をガンマ分布としたポアソン到着の秘書選択問題このほかに多目的配置問題,ゲーム理論と一般均衡輪,変分不等式でのパラメータ化,などが発表され,討議が活発になされた。これらの成果を踏まえ,さらに発展を期するために,ひとつの目標として,多次元ファジィ数,いわゆるファジィ集合としての順序を考察することで,より広範疇のための最適化問題の適用できないか,という可能性を求めている。上記に拳げた項目は,一般的な順序により拡張が考えられる。来年度への継続に向けて,研究交流を行い,またいままでの成果は随時研究雑誌に投稿して発表したいと思し,まだ今後の課題として残っている。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] M. Yasuda, etc.: "Fuzzy Decision Processes with an Average Reward Criterion"Mathematical and Computer Modelling. 30. 7-20 (1999)
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[Publications] M. Yasuda, etc.: "A monotone fuzzy stopping time in dynamic fuzzy systems"Bulletin of Informatics and Cyvernetics. 31. 91-99 (1999)
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[Publications] M. Yasuda, etc.: "The time average reward for some dynamic fuzzy systems"Computers and Mathematics with Applications. 37. 77-86 (1999)
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[Publications] M. Yasuda, etc.: "On the General Utility of discounted Markov Decision Processes"International Trans. Operatinal Research. 5. 27-34 (1998)
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[Publications] M. Yasuda, etc.: "A limit thoerem in dynamic fuzzy systems with a monotone limit"Fuzzy Sets and Systems. 94. 109-119 (1998)
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[Publications] 安田正実,他1名: "ファジィ・システムにおける意思決定の理論"日本ファジィ学会誌. 10. 1053-1062 (1998)