1998 Fiscal Year Annual Research Report
大規模コホート研究における食品頻度調査の精度評価に関する研究
Project/Area Number |
09470106
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
久道 茂 東北大学, 医学部, 教授 (10142928)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 孝男 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (20004608)
伊藤 宣則 藤田保健衛生大学, 衛生学部, 教授 (50087665)
中塚 晴夫 宮城大学, 看護学部, 教授 (70164225)
辻 一郎 東北大学, 医学部, 助教授 (20171994)
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Keywords | 食品頻度調査 / コホート研究 / 妥当性 / カロテノイド |
Research Abstract |
大規模コホート調査で使用されている食品頻度調査の精度を評価する目的で開始した本調査は、平成9年11月に資料の収集を完了し、本年度は検体の測定とデータの統計解析を行った。食品頻度調査票の再現性の検討のため、平成10年度11月に対象者全員に食品頻度調査を配布し回収した。 食品頻度調査の妥当性を検討するために、12日分の食事記録との相関係数を算出した。食事記録より一人あたり1日平均栄養素摂取量を計算した。現在、調査票の項目のポーションサイズを設定し栄養素量を割り当て、その摂取頻度の回答より1日あたりの栄養素摂取量を計算した。 カロチンに関しては生体指標である血清カロテノイド値と比較の前に血清カロテノイド値と飲酒及び喫煙との関連性を検討した。喫煙及び飲酒の有無で4群に分け血清カロテノイド値の平均を比較した。β-クリプトキサンチン、リコピン、α及びβカロテン濃度が喫煙有飲酒有の群で低値を示していた。重回帰分析の結果は飲酒と喫煙の相互作用が血清-クリプトキサンチン及びβ-カロテン濃度と有意な負の相関を示した。以上の点を考慮した上で、食品頻度調査で計算した結果と血清カロテノイド値との関連を検討している。
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Research Products
(2 results)