1999 Fiscal Year Annual Research Report
脳血栓症急性期モデルにおけるカルシウムシグナルの可視化
Project/Area Number |
09470294
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
金丸 憲司 三重大学, 医学部・付属病院, 講師 (70185908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松島 聡 三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (50252367)
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Keywords | カルシウムイオン / 神経細胞死 / 脳虚血 / 光誘導血栓症モデル |
Research Abstract |
これまでの研究で明らかとなった点は、1)phaoto-induced thromboembolic modelでは血管構築を損なうことなく血栓を作成することができ、人における脳梗塞の病態に極めて近いモデルであること、2)正常脳表面ではCA^<2+>に干渉する自然発光は見られず、Fra-2を負荷した後、340nm/380nmの2波長の励起光を照射すると経時的に蛍光によるCa^<2+>シグナルの増加が見られ、二波長のratio imageを作成するとischemic core>penumbra>normal brainの順にCa^<2+>シグナルの上昇が見られた、3)培養神経細胞や脳スライス切片における脳虚血によるシャープなCa^<2+>シグナルの上昇と異なり、脳表におけるその上昇は緩徐であり、血栓形成後1時間にて一定となった、4)脳表におけるCa^<2+>シグナルの上昇は血栓が形成された部位より抹消の血管分岐部を中心として同心円状に広がっていた、5)病理標本においてもCa^<2+>シグナルの上昇の程度に応じた壊死巣が見られたことである。このようなデータは、いままで報告がなく、慎重に論文を作成してゆきたい。
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Research Products
(2 results)