1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09470433
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高橋 英和 東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (90175430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 出 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教授 (90189267)
中村 英雄 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (60172425)
西村 文夫 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10013856)
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Keywords | 歯質 / 象牙質 / 引張強さ / レーザスペックル / 根管治療薬 / サーコルサイクル |
Research Abstract |
1. 引張測定用ジグと象牙質試料の製作 象牙質の引張試験時における変形挙動を知る目的でレーザースペックル測定用引張試験片保持ジグを作製した. 2. 2軸方向測定用レーザースペックル歪み測定装置の試作 引張試験時の歪みを引張方向を測定するのみでなく,直行する2方尚の歪みを測定する目的でCCDカメラ保持用ステージを試作した. 3. レーザースペックル歪み測定法を用いた引張試験 保持用ステージを用いて2軸方向の歪み測走を試みたが,測定機器を設置している場所では振動があるため,ノイズが大きく,微小領域の変形挙動を検出することが困難であった. 4. 加齢現象のシュミレーションの検討 加齢シュミレーションとして蛋白質の変性に注目し,本年度は根管清掃補助剤で処置後の象牙質を根管消毒剤に浸漬した場合の象牙質と,5℃と55℃のサーマルサイクルを行った象牙質の引張試験を行い変形挙動を測定した.根管清掃補助剤で処置後の根管消毒剤の影響を検討したところ,象牙質の引張強さを向上させた薬剤には主にアパタイトに作用するものと主にコラーゲンに作用するものがあることが判明したが微小変形挙動の変化は明瞭ではなかった.また,サーマルサイクルをした象牙質の引張強さは変化せず微小変形挙動の変化は明瞭ではなかった.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] H.TAKAHASHI et al: "Correlation of Elastic Modulus Between Noncontact and Strain Gage Measurement." J Dent Res. 77(SB). 914 (1998)
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[Publications] F.NAKANO et al: "Effect of Intracanal Medicaments on Mechanical Properties of Bovine Dentin" J Dent Res. 77(SB). 949 (1998)
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[Publications] 中野文夫: "牛歯象牙質の機械的性質に及ぼす根管治療薬の影響" 歯科材料 器械. 18・2. (1999)
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[Publications] 井上利志子 ほか: "牛歯象牙質の機械的性質に与えるサーマルサイクリングの影響" 歯科材料 器械. 18・特35. (1999)