1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09470446
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
荒木 章純 愛知学院大学, 歯学部, 助教授 (10201295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 一道 愛知学院大学, 歯学部, 助手 (70291771)
栗田 鉄也 愛知学院大学, 歯学部, 助手 (10261033)
佐久間 重光 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (80271386)
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Keywords | 顎関節症 / 正常者 / 咬耗 |
Research Abstract |
研究申請段階で予定していた被験者数である顎機能異常者50名、正常者30名は顎機能異常者が32名、正常者が81名となった。計測については、すべての歯列模型について、コンピュータの画像として取り扱う祭の最適入力条件の設定がほぼ完了した。この条件を応用して歯列模型を画像としてのデーターベース化が進行中である。顎機能異常者の分類を行うための重要な指標となるMRIについては、顎機能異常者の撮影は終了し、顎関節円板および、下顎頭の位置、形態などの読影結果を画像と併せて入力中である。さらに顎機能異常者の分類を将来の発展性を持たせるため、患者の既往歴、現症などの諸症状から治療に対する症状の変化についてもデータベース化を考慮中である。模型の咬耗面の計測については、顎口腔形態計測システムではなく、Murphyの方法を用いて定量化を行った。さらにこの方法の精度向上のため歯列全体をVASで評価し、その確認作業を行った。画像の処理については、画像処理用コンピュータにて処理を行っており、同ソフト中に付属している画像変換機能によって、歯の咬耗面の抽出を約60%の試料で終了するとともに、残された試料についても歯の咬耗面の抽出を継続している。試料の収集については、継続中で、本学附属病院に来院した患者の中から顎関節症と診断され、補綴科に来科した患者の中から歯の欠損がみられず、歯冠修復物の少ない患者を試料としている。正常者の試料については、本学学生の中から、条件に該当して、さらに本人の承諾が得られた者の中から試料としている。
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