1998 Fiscal Year Annual Research Report
生体内グリコサミノグリカンの機能解析を目的とした分析法の開発
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09470490
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
今成 登志男 千葉大学, 薬学部, 教授 (20012619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊田 英尚 千葉大学, 薬学部, 助手 (70217579)
輿石 一郎 千葉大学, 薬学部, 助手 (20170235)
戸井田 敏彦 千葉大学, 薬学部, 助教授 (60163945)
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Keywords | グリコサミノグリカン / 超微量分析 / 組織分布 / 高速液体クロマトグラフィー / 相互作用 / 核磁気共鳴法 / キャピラリー電気泳動 |
Research Abstract |
今回継続中の研究の目的は,1.置換されていないアミノ基を含むグリコサミノグリカン糖鎖などのこれまで見逃されてきた糖鎖あるいは糖鎖配列を特異的に検出・定量するための新しい測定法を開発する.2.組織におけるプロテオグリカンの存在部位を,特異的な抗体を用いた染色法によって明らかにするとともに,現有する画像解析システムを接続することによって組織染色法を定量的に扱うことのできる方法を開発する.3.核磁気共鳴法を用いて糖鎖と標的物質の相互作用を解明する.4.キャピラリー電気泳動法による2分子間相互作用の定量化を目的とした新しい方法を開発する.といった測定目的が明確な分析法の開発を中心に置き,これらを用いてグリコサミノグリカンの生理的機能を総合的に解析することである. 今回,新たに臓器あるいは組織のグリコサミノグリカンをスライド上で局所分析する方法を確立した.また,キャピラリー電気泳動を用いた天然のグリコサミノグリカンの分析,および化学的に誘導体化したグリコサミノグリカンの抗ヒアルロニダーゼ活性など,本研究の目的を達成するため,着実に成果を挙げている.また本研究費によって購入したキャピラリー電気泳動装置は本研究の達成に威力を発揮しつつある. グリコサミノグリカン糖鎖の担う細胞情報を解明しようとする試みは国の内外を問わず盛んに行われている.本研究で得られる成果は新しく発見された現象の本質を解明するための手段として有効に利用され,貢献するものと期待される.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 丸山智弘 その他4名: "Conformational changes and anticoagulant activity of chondroitin sulfate following its O-sulfonation." Carbohydrate Research. 306. 35-43 (1998)
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[Publications] 輿石一郎他3名: "Enzymatic method for the simultaneous determination of hyaluronan and chondroitin sulfates using HPLC." Analytical Biochemistry. 265. 49-54 (1998)
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[Publications] 戸井田敏彦その他6名: "Characterization of Bacteroids species from human intestine that degrades glycosaminoglycans." Canadian Journal of Microbiology. 44. 423-429 (1998)
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[Publications] 今成登志男他4名: "Oral absorption and clearance of partially depolymerized fucosyl chondroitin sulfate from sea cucumber." Thrombosis Research. 93. 129-135 (1999)
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[Publications] 三谷宏明他4名: "Alteration of hairless mouse skin exposed to chronic UV irradiation and its prevention by hydrocortisone." Photochemistry and Photobiology. 69. 41-46 (1998)
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[Publications] 輿石一郎他2名: "Quantification of hyaluronan and chondroitin/dermatan sulfates in the tissue sections on glass slides." Analytical Biochemistry. 267. 222-226 (1998)