1999 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
09480018
|
|---|
| Research Institution | Hokkaido University of Education |
|---|
Principal Investigator |
氷見山 幸夫 北海道教育大学, 教育学部・旭川校, 教授 (20142771)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有薗 正一郎 愛知大学, 文学部, 教授 (30113054)
戸所 隆 高崎経済大学, 地域政策学部, 教授 (80066745)
土居 晴洋 大分大学, 教育福祉科学部, 助教授 (40197992)
矢野 桂司 立命館大学, 文学部, 助教授 (30210305)
尾藤 章雄 山梨大学, 教育人間科学部, 助教授 (40208898)
|
|---|
| Keywords | 土地利用変化 / 土地被覆変化 / モデル化 / 都市的土地利用 / 農村的土地利用 / 林野利用 / GIS / LUCC |
|---|
| Research Abstract |
本研究の目的は、近世末から現代までのわが国の土地利用変化とそれに関わる諸要因を、既に作成済みの土地利用データファイルと新規に作成した各種データファイルを用い、現地調査の成果も踏まえて時空間的に詳細に分析し、それに基づき土地利用変化モデルを構築し、2020年代のわが国の土地利用を予測することである。
今年度は5月、11月、1月の3回グループ検討会を開催し、最新の研究成果についての情報・意見交換、全体の調整・とりまとめを行なった。主な研究実績は次の通りである:
ア)地図化と時空間分析へのArcView GISの適用に努め、所期の成果をあげた。
イ)既存の分析手法とモデル化手法の本研究への適用の可能性について広範且つ集中的な検討を行ない、それぞれの手法の長短を明らかにした。
ウ)土地利用変化の新しいモデル化手法GMPM(Grid Map Prediction Model)を開発した。
ウ)土地利用変化の詳細な説明モデルとシナリオを作成した。
エ)上の成果に基づきわが国の将来の土地利用分布を予測し、それに関連する諸問題を論じた。
オ)3ヵ年の研究の集大成となる研究成果報告書を刊行した。これには多くのオリジナルな多色コンピュータ地図を掲載した。
|
-
[Publications] 有薗正一郎: "村の資源循環から見た里山の役割"見城幸雄教授頌寿記念論文集. 395-408 (1999)
-
[Publications] 有薗正一郎: "奥三河における近代初頭の里山の景観"愛知大学総合郷土研究所紀要. 45号. (2000)
-
[Publications] 戸所隆: "近代化による都市的土地利用の変化と地域政策"地域政策研究. 第1巻3号. 267-284 (1999)
-
[Publications] 土居晴洋: "土地利用・被覆変化研究と地理学"大分地理. 12号. 1-10 (1999)
-
[Publications] Himiyama Yukio: "Historical Information Bases for Land Use Planning in Japan"Land Use Policy. vol.16,No.3. 145-151 (1999)
-
[Publications] 西野寿章: "中山間地域対策に寄せて"農林統計調査. 4月号. 15-19 (1999)
-
[Publications] 矢野桂司: "地理情報システムの世界"ニュートンプレス. 250 (1999)
