1998 Fiscal Year Annual Research Report
コミュニケーションエージェントによる遠隔教育教授法の高度化に関する研究
Project/Area Number |
09480037
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
田村 武志 大阪府立大学, 総合情報センター, 教授 (60291605)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小島 篤博 大阪府立大学, 総合情報センター, 助手 (80291607)
傍島 邦穂 大阪府立大学, 総合情報センター, 助手 (50295739)
宮本 貴朗 大阪府立大学, 総合情報センター, 講師 (70291606)
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Keywords | 低コストマルチメディア遠隔講義環境 / 電子テキスト / 遠隔講義支援環境「遠隔α教授」 / 音声制御による遠隔講義支援環境 / コミュニケーションエージェント / VOD |
Research Abstract |
10年度は,(1)操作支援ソフトの評価検証,(2)音声制御による操作支援環境の研究,(3)コミュニケーションエージェントの研究,(4)遠隔講義用教育サーバの構築と検証,(5)電子テキスト開発等を行った. (1) 操作支援ソフトの評価検証 講師が遠隔講義時に機器操作を行う場合,アイコン操作で簡単に場面切り替えができるソフト「遠隔α教授」を開発し,10年度では本ソフトの実証実験を行った.被験者による操作実験の結果に基づき,アイコン数の減少,アイコンの再配置を行い,さらに工夫して使いやすくした. (2) 音声制御による操作支援環境の研究 「遠隔α教授」をさらに発展させ,講師の音声を認識し,自動切り替えする方法を研究した.実験モデルを作成し,音声認識率の実験を行った結果,平均認識率は81%であり,これを95%程度まで高めるための研究を実施している. (3) コミュニケーションエージェントの研究 PCによりエージェントループを構成し,時々刻々と変化するサイト学習者の状況をリアルタイムに把握し,講師にフィードバックする方法を検討した.現在,学習者の雰囲気情報を把握し,数量化及び情報化(記号化)する検討を行っている. (4) 遠隔講義で利用する教育サーバの構築と検証 VODサーバを構築し,遠隔講義中に適時取り出してサイト教室に伝送する実験を行った.また,VODに蓄積するテキスを開発した. (5) 電子テキスト開発 「見やすい教科書」「わかりやすい教科書」の構造分析を行い,その構造をSGML言語で記述し,よい教科書のテンプレートを作成した.このテンプレートを利用した新しい電子テキストを作成した.
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[Publications] 久國正吉,田村武志ほか: "分散協調学習システムの構築とその評価" 電子情報通信学会技術報告. ET98-59. 35-40 (1998)
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[Publications] 田村武志,宮本貴朗 傍島邦穂,小島篤博: "マルチメディア遠隔講義システムの構築と操作環境の開発" 電子情報通信学会技術報告. ET98-43. 93-98 (1998)
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[Publications] 田村武志: "次世代グローバル学習環境構築の可能性" 電子情報通信学会 情報通信分野大学間交流プログラム報告. 45-50 (1998)
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[Publications] 田村武志: "次世代グローバル教育・学習環境の構築" 教育システム情報学会誌. Vol.15,No.3. (1998)
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[Publications] 田村武志,久國正吉: "音声制御による遠隔講義操作環境のモデル実験" 電子情報通信学会春季全国大会論文誌. (1998)