1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09480041
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
松村 佳子 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (20031560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小柳 和喜雄 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (00225591)
森本 弘一 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (70243350)
松川 利広 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (10190430)
重松 敬一 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40116281)
小野 拡男 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (20127484)
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Keywords | リフレッシュ教育 / 現職教員 / 新構想大学院 / 授業実践力 / 聞き取り調査 / 学習評価 / リフレッシュ支援システム |
Research Abstract |
現職教員のリフレッシュ教育のあり方を探るために、昨年度新構想大学院の院生と卒業生に対する聞き取り調査等をを行った。今年度は、研究モニター制(現職教員3名から成る)を導入した。研究モニターの教諭には、同一単元乃至は、同一教材による授業を入学前と入学後に実施してもらい、両者の授業記録を「授業実践力の向上」という観点から分析・考察した.そして、それらより、本学大学院の教育システムの諸課題を明らかにすることを考える。 まず、入学後の研究モニターの意識調査を座談会形式で実施した。これにより、現職の大学院生は、大学院のカリキュラムや研究環境などに要望は持ちつつも、現在ある環境中から自らの研究活動に必要および有効となるものを取捨選択し、短い大学院の期間を充実充実させようと努力しているのがうかがえる。そして、その中で出てきた大学院でできた教官や仲間との研究を通したつながりの輪を現場に帰ってからも有効に活用したい、という要求をうけて、リフレッシュ教育に関わるネットワーク作りを支援するシステムの構築をした。 その1つは、現職の院生や卒業生が、時間と場所をこえて、各専門ををこえて相互に交流がはかれるネットワーク利用サービスの提供である。情報検索(WWW)や意見交換(電子メール)、研究成果表現をサポートする電子ツールの提供である。そして一方では、求められる大学院教育のカリキュラムの開発も進めている。次年度までにまとめる予定である。
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[Publications] 松村佳子: "概念間の関連づけを強める電気学習" 奈良教育大学教育実践研究指導センター研究紀要. 8. 57-65 (1999)
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[Publications] 重松敬一: "学習意欲を育てる自己評価指導について-算数科における実践と児童へのアンケート調査の分析-" 奈良教育大学紀要. 47・1. 49-64 (1998)
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[Publications] 北 弘志: "国際理解教育・異文化間コミュニケーションと早期英語教育" 奈良教育大学教育研究所紀要. 35. 11-19 (1999)
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[Publications] 宇田秀士: "先人の知恵を学び・感じとれる場のある美術教育を!!" 「美育文化」美育文化協会. 49・2. 23-25 (1999)
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[Publications] 小野拡男: "図像テキストの意義と可能性" 奈良教育大学教育実践研究指導センター研究紀要. 8. 45-56 (1999)
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[Publications] 小柳和喜雄: "ネットワークを用いた仮想教育実習の設計" 奈良教育大学教育実践研究指導センター研究紀要. 8. 111-124 (1999)
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[Publications] 中井隆司: "中学校体育・スポーツ教育実践講座,Vol.2,第6章" (株)ニチブン, 11 (1998)