1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09480092
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
北川 米喜 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (40093405)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 和夫 大阪大学, 工学部, 助教授 (70171741)
三間 圀興 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (30033921)
西原 功修 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (40107131)
高部 英明 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (20150352)
児玉 了祐 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助手 (80211902)
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Keywords | 自己変調航跡場 / 超高強度レーザー / ガスジェット / 粒子加速 / 電子スペクトロメーター / ガスパフ / 縦電場 / ラマン散乱 |
Research Abstract |
本研究の目的は、高強度短パルスレーザーでガスジェットプラズマ中に大振幅自己変調航跡場を励起し、その縦電場で、入射MeV電子ビームを、数百Me以上に加速することである。そのため、高強度短パルスレーザーの開発と、レーザー同期電子ビーム源の開発、プラズマ源としてのガスパフの開発を行い、照射実験を行いつつある。 0.4ps-60TWの超短パルスガラスレーザーの建設がほぼ完了した現在、パルス幅0.4psの圧縮に成功し、18Jをターゲットに照射し、照射強度6x10^<18>W/cm^2を得た。 1MeV同軸マルクス電源のダイオードにYAGレーザー光を照射し、それと時間的に同期した電子ビームを取り出す研究を行った。レーザーパルス幅10nsに対して、1.1〜2.6MeVの電子放出時間の同期精度として、1.2nsを達成した。高密度ガスプラズマ生成用のガスパフの開発の結果、水素ガスで噴出ガス分子密度として10^<19>/cm^3を達成した。 これらの成果を用いて、自己変調航跡場の励起と粒子加速の実験を行った。その結果、電子密度1x10^<19>/cm^3のプラズマ中を数ミリにわたって、航跡場が形成され、プラズマ波の振幅が35%、縦電場に換算して100GV/mであることが観測された。高エネルギープロトンも観測された。 現在、磁場分析型電子スペクトロメーターによる電子エネルギーの計測を行っている。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 北川 他: "30TWlaser-plasma interactions at ILE,Osaka" Fusion Engineering and Design. 44. 261-265 (1999)
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[Publications] 森道昭 他: "Ultra-inteuse glasr lases system and laser-plasma intera ctions" Nuclear Instruments & Methods in Physics Research. A410. 367-372 (1998)
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[Publications] 児玉 他: "Development of a two dimensional space-resolved high speed sampling camera" Review of Scientific Instruments. 70. (1998)
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[Publications] 西原 他: "Hydrodynamic Perturbation Growth in Stant up Phase in Laser Implosion" Physics of Plasma. 5. 1945-1952 (1998)
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[Publications] 湯上 他: "Experimental Obs.of short Microwave Generation via Relativistic Ionization" Jpn.J.Appl.Phys.37. 688-689 (1998)
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[Publications] 三間 他: "Plasma Physics Related to Ultra-Intense Lasers" Physica Scripta. (予定). (1999)
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[Publications] 北川米喜 他: "超小型加速器" ICP出版, 315 (1998)