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1998 Fiscal Year Annual Research Report

深海プランクトン・マリンスノー採集装置の開発

Research Project

Project/Area Number 09556042
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

西田 周平  東京大学, 海洋研究所, 助教授 (70134658)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菊池 知彦  横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (60214756)
寺崎 誠  東京大学, 海洋研究所, 教授 (20111586)
Keywords深海 / ゼラチン質プランクトン / マリンスノー / 採集法 / しんかい2000
Research Abstract

本研究は中・深層生態系研究の鍵となるゼラチン質プランクトンとマリンスノーを効率的に採集する装置を開発することを目的とする。本年度は昨年度に試作した装置により海洋現場における採集試験を実施し、以下の項目について試験・改良をおこなった。
1. 現場採集試験:相模湾における潜水艇「しんかい2000」の潜航に際して、昨年度に試作した採集装置による現場採集試験を実施した。湾中央部の1000〜1400mの中・深層で採集を試み、クラゲ類3個体を採集した。クラゲはいずれも良好な状態で回収されたが、水流に逆らって逃げるクラゲもあり、ポンプの吸引力不足が指摘された。
2. 吸引ポンプ等の改造:ポンプの吸引力を高める目的で改良を行い、DC28V,60Wの油浸モータを3個連動してポンプヘッドを駆動する構造とした。また、大形生物用の円筒型採集藷と併用する目的で、吸引ホースの改造を行った。
3. 改良後の現場試験:相模湾およびインド洋における「しんかい2000」、および「しんがい6500」の潜航に際して、改良した装置による現場採集試験を実施した。この結果、深度500〜1000mにおける1回の採集で体長1〜15cmのイカ類、クラゲ類、甲殻類10〜20個体が良好な状態で採集された。吸引開始から採集完了までの時間は数秒〜3分で、目標としたほぼ全ての生物を迅速かつ確実に採集することができた。また、円筒型採集器との併用により、大形(20cm以上)で脆弱なサルバ類、ミズムシ類等が良好な状態で採集された。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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