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1998 Fiscal Year Annual Research Report

摂食機能障害に対する診断法の確立と治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 09557172
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

高橋 浩二  昭和大学, 歯学部, 講師 (40197140)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松本 和子  関東逓信病院リハビリテーションセンタ, 言語療法士
新井 雅信  関東逓信病院リハビリテーションセンタ, 部長
根本 敏行  昭和大学, 歯学部, 助手 (70255884)
道脇 幸博  昭和大学, 歯学部, 講師 (40157540)
山下 夕香里  昭和大学, 歯学部, 講師 (50260906)
KeywordsX線ビデオ透視検査法 / 嚥下障害 / 食物の硬さ
Research Abstract

1. X線ビデオ透視検査法の客観性と再現性に関する検討
嚥下機能の客観的評価法の確立を目的として、X線ビデオ透視検査法を用いた定性的な評価法と時間軸上での定量的な評価法を検討した。検査について文書での同意の得られた健常者8名を対象に、姿勢の変化などによる再現性、検査者間の誤差の検討を行った結果、頭位に著しい偏位が無いかぎり十分な再現性と客観性が得られることが判明した。そこでこの評価法を基準として嚥下機能の評価が可能である事が判明した。
2. 脳卒中患者の嚥下動態の解析
脳血管障害による嚥下障害患者12名の嚥下動態を解析し健常者と比較したところ、嚥下咽頭期の動きが遅くしかもタイミングが遅れていることが明らかとなった。また食物の物性によって嚥下動態が変化するため、物性の異なる数種類の検査食を用意する必要があることが示された。
3. 食物の硬さと嚥下機能との関連に関する検討
食物の物性が嚥下機能に与える影響を明らかにするために、血管造影剤イオパミロン含有寒天ゼリーを開発し、硬さと付着エネルギーが嚥下機能に与える影響を検討中である。今回試作した検査食は付着エネルギーの低い食材で、硬さの異なる6種類の試験食品である。その硬さは検査食1から順にそれぞれ、2.20×10^2N/m^2、6.53×10^2N/m^2、2.90×10^3N/m^2、7,49×10^2N/m^2、1.09×10^4N/m^2、1.86×10^4N/m^2で、これらの検査食によって食物の硬さが嚥下機能に与える影響を検討し、関連学会にて発表した。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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