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1999 Fiscal Year Annual Research Report

摂食機能障害に対する診断法の確立と治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 09557172
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

高橋 浩二  昭和大学, 歯学部, 講師 (40197140)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 根元 敏行  昭和大学, 歯学部, 助手 (70255884)
道脇 幸博  昭和大学, 歯学部, 講師 (40157540)
山下 夕香里  昭和大学, 歯学部, 講師 (50260906)
新井 雅信  関東病院, リハビリテーションセンタ, 部長
Keywords摂食・嚥下小額 / 植物の物性 / 咀嚼運動
Research Abstract

1.嚥下訓練食の物性の分析
摂食・嚥下障害者に適していると考えられている27種類の食物の硬さと付着エネルギーを分析した。その結果、食品の形態は1)均質ゾル、2)粘稠ゾル、3)不均質粘稠ゾル、4)ゾルとゲルの混合、5)均質ゲル、6)不均質ゲルの6型に分類された。
27種類の食品中、硬さの最小値は1.87×10^2N/m^2、最大値は3.51x10^4N/m^2であり、付着エネルギーについては最小値が4.66×10J/m^3 、最大値が1.14×10^3J/m^3、凝集性については最小値が0.08、最大値が0.99であった。したがってほとんどの嚥下訓練食の硬さは2×10^4N/m^2以下、付着エネルギーは2×10^2J/m^3以下であり、軟らかくて付着エネルギーも低いものが嚥下訓練食として頻用されていることが裏づけられた。またテクスチャー特性によって嚥下訓練食を類型化できる可能性が示された。
2.食物の物性による咀嚼運動の変化
咀嚼時の健常人の顎運動速度を計測したところ、食物のテクスチャー測定機器で規定されている条件とは著しく異なることおよび食品の種類によって変化することが明らかになったので報告する。すなわち食品の種類による顎運動の変化では、1)咀嚼回数、2)最大開口距離、3)最大閉口速度、4)平均閉口速度とも統計学的な有意差を認めた。また食物の大きさによる顎運動の変化を検討したところ、1)咀嚼回数、2)最大開口距離、3)最大開口速度、4)平均閉口速度のすべてにおいて統計学的な有意差を認めた。そのためヒトの咀嚼運動と食物の物性の関連を検討する際には、従来の測定条件での測定は不正確であることが明らかとなった。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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