1998 Fiscal Year Annual Research Report
知識エージェントによる広域画像データベース利用の協調学習支援システムの開発
Project/Area Number |
09558013
|
Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
岡本 敏雄 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (60125094)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鷹岡 亮 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究所, 助手 (10293135)
福原 美三 NTT情報通信研究所, 第三プロジェクト, リーダー
田中 正智 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (20092611)
矢野 米雄 徳島大学, 工学部, 教授 (40035663)
渡辺 成良 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (90008532)
|
Keywords | 分散協調学習環境 / エージェント / 画像データベース / 学習コンパニオン / ナビゲーション / ハイパーメディア / 協調学習支援 / 協調的活動モデル |
Research Abstract |
本研究の目的は、地理的に分散した状況下における学習者の学習活動を支援するエージェントを組み込んだ協調学習支援システムを開発することである。すなわち、分散化されている画像データベースからマルチメディア情報を利活用できる環境下で、仲間学習者を含んだ複数の学習者が議論を展開しながら問題解決を行なう場を提供するものである。本年度は、平成9年度の研究成果を踏まえて、協調学習支援システムの拡張、エージェントの構築と拡張、動画像データベースの構築を行った。具体的には下記の手順を遂行した。 (1) 協調学習支援システムの拡張として、協調学習支援システムの基本設計・機能設計を拡張、改良した。特に、仮想現実における意味付けのための知識表現方法を提案した。また、ハイパー構造を有した教材の協調学習環境における教育的ナビゲーションの手法を提案した。 (2) 動画像データベースの構築として、VOD機能を有した動画像データベースを構築した。そして、学習活動で必要となるマルチメディア情報を作成し、データベースに蓄積した。 (3) エージェントの構築と拡張して、既に開発されたエージェントモデルの機構を改良し、上記(1)の機能を実現した。検索エージェントに関しては、上記(2)のVODの検索機能を組み込んだ。 (4) 上記(3)までに実装された基本システム、エージェント、動画像データベースを協調学習支援システムとして部分的に統合化した。 (5) 第2年度までの研究成果を全国大会(情報処理学会等)及び国際会議(ICCE98,JCKBSE98等)において発表した。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] 岡本敏雄,鷹岡 亮 他: "コンピュータ支援による協調作業ノ学習における対話理解のための発言意図に関する研究" 日本教育工学雑誌. 21・3. 143-151 (1998)
-
[Publications] T.Kasai,T.Okamoto: "The development of anintelligent learning environment for supporting meta-cognition enhance ment" In Proceedings of EDMEDIA98. 673-678 (1998)
-
[Publications] 香山瑞恵,岡本敏雄: "ニューラルネットワークを用いたハイパー空間のナビゲーションに関する研究" 教育システム情報学会誌. 15・2. 75-84 (1998)
-
[Publications] R.Takaoka T.Okamoto: "The Agent-Based Guidance System for supporting a Design Process of Data-Flow" In Proceedings of JCKBSE98. 32-38 (1998)
-
[Publications] Z.Prochazka,岡本敏雄 他: "動き情報を用いた表情特徴の自動抽出方法" 電子情報通信学会論文誌. J81-D-II,6. 1150-1159 (1998)
-
[Publications] 笠井俊信,岡本敏雄: "疑似学習者による協調学習環境における動的な役割の提供" 情報処理学会第58回全国大会. vol.4. 345-346 (1998)