1997 Fiscal Year Annual Research Report
児童のための無線ネットワーク対応携帯型情報端末用マルチメディアベースの開発
Project/Area Number |
09558020
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Research Institution | Tokyo Kasei Gakuin Tsukuba Junior College |
Principal Investigator |
余田 義彦 東京家政学院筑波女子大学短期大学部, 情報処理科, 助教授 (20191653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 英之 シャープシステムプロダクト, 部長
東原 義訓 信州大学, 教育学部, 助教授 (90143172)
中山 和彦 筑波大学, 電子情報工学系, 名誉教授 (50091913)
高藤 清美 東京家政学院筑波女子大学短期大学部, 情報処理科, 助手 (00279556)
山野井 一夫 東京家政学院筑波女子大学短期大学部, 情報処理科, 講師 (70230521)
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Keywords | モバイルコンピューティング / 協調学習 / CSCL / 携帯情報端末 / 無線LAN / コンピュータ教育 |
Research Abstract |
本研究は、携帯情報端末、無線LAN、教育用ソフトウェアを組み合わせ、子供達の活動範囲を制約しないコンピュータ支援協同学習環境を構築しようとするものである。 平成9年度は、まず、既に完成しているスタディノートfor Windowsと、現在入手可能なWindows対応のハードウェアシステム、無線LANで構成されるモバイル協調学習環境のプロトタイプシステムと呼べるものを構築した。そして、それを、試験的につくば市の小学校に導入し、先生や子供達に使ってもらい、その結果をもとに、次のことを行った。 (1)携帯情報端末用プログラムのユーザインタフェースの検討 携帯型コンピュータの入力装置や出力装置には、標準仕様と呼べるものがない。そこで、学習用として使う場合、どのようなものか使い易いか検討を行った。そして、それに併せて、携帯情報端末用ソフトのユーザインタフェース(操作法や画面構成)の設計を行った。 (2)携帯情報端末用ソフトの機能の検討 モバイル協調学習では、どのような機能が求められるか検討し、モバイル・スタディノートで用意すべき機能の洗い出しを行った。 (3)スタディノートと携帯情報端末用ソフトの相互運用の方法の検討 スタディノートと携帯情報端末用ソフトで作成したデータを相互利用できるようにするための方法を検討した。 (4)スタディノートサーバの通信機能の強化 無線LANは、有線LANに比べると、通信速度が遅い。また、使用条件が劣悪な場合、通信障害を起こすことがある。そうした障害に対応して、安定した通信を継続できるよう、スタディノートサーバのプログラムを改訂し、通信機能を強化した。
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Research Products
(1 results)