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1997 Fiscal Year Annual Research Report

グリーンマウスの実験動物化とその応用

Research Project

Project/Area Number 09558106
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

岡部 勝  大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (30089875)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 三箇山 俊文  キリンビール(株), 医薬探索研究所, 主任研究員
馬場 忠  筑波大学応用生物系, 助教授 (40165056)
Keywords遺伝子改変動物 / トランスジェニック動物 / 緑色蛍光蛋白質 / green fluorescent protein / 実験動物 / 凍結保存
Research Abstract

1.貴重な形質をもつ「green mouse」の系が絶えないようにまず、繁殖させてコロニーを増やした。十分に増殖させた後、体外受精を行い受精卵を大量に調整した。これをDMSOで処理した後プログラムフリーザ-を用いて、約20-30個の受精卵ごとに凍結用試験管にいれて凍結保存を行った。現在300個以上の凍結受精卵を液体窒素内で保存している。http://animex.biken.osaka-u.ac.jp/Freez/home.cfm
2.緑色の蛍光をさらに強くするために緑色蛍光蛋白質GFPの突然変異体(EGFP)を用いてトランスジェニック作製用のコンストラクトを合成した。受精現象を解明するための実験動物を作製するため、プロモーターには減数分裂期の雄性生殖細胞でのみ発現するアクロシンのプロモーターを採用した。これをマウスの受精卵に打ち込み新しいラインを作製することに成功した。新しいラインは、精子の先体部分にのみGFPを発現することから、新鮮精子では緑色の蛍光を発することが確かめられた。
3.上記のトランスジェニックマウスからの精子を用いてマウス精子の受精時における挙動を観察した。先体反応がおこると先体部分からexocytosisが起こるが、これに伴ってGFPが先体から外部に放出され、蛍光を失うことが観察された。これまでの方法とはまったく異なり、精子に対して何ら侵襲的な影響をあたえることがなくきわめて正確にしかも、リアルタイムに先体反応を測定できた。また、EGFPの特徴として励起波長が488nmにあることからフロウサイトメーターを利用した分析が可能であることを示すことができた。

  • Research Products

    (6 results)

All Other

All Publications (6 results)

  • [Publications] Okabe,M.et al.: "“Green mice"as a source of ubiquitous green cells" FEBS Lett. 407. 313-319 (1997)

  • [Publications] Matsuki et al: "Defective stratum corneum and early neonatal death in mice lacking the gene for transglutaminase 1 (keratinocyte transglutaminase)" Proc Natl Acad Sci U S A. 95,. 1044-1049 (1998)

  • [Publications] Miyagawa et al.: "The regulation of membrane cofactor protein (CD46) expression by the 3' untranslated region in transgenic mice" Biochem Biophys Res Commun. 233,. 829-833 (1997)

  • [Publications] 伊川 正人, 岡部 勝: "光るマウス!?" 化学と生物. 36. 140-141 (1998)

  • [Publications] 伊川 正人, 岡部 勝: "GFPに関する情報" 細胞工学. 16. 642-643 (1997)

  • [Publications] 伊川 正人, 岡部 勝: "緑色に光るトランスジェニックマウス-新規マーカーGFPの応用" 細胞工学. 16. 581-587 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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