1999 Fiscal Year Annual Research Report
反応性プラズマのための電子-多原子分子散乱および熱対流運動のシミュレーション
Project/Area Number |
09640479
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
佐藤 浩史 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (10017197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
季村 峯生 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (00281733)
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Keywords | 反応性プラズマ / 衝突断面積 / 電子-多原子分子衝突 / イオン-原子衝突 |
Research Abstract |
反応性プラズマの研究には、電子-多原子分子衝突、イオン-原子衝突、イオン-結晶表面の衝突における衝突断面積のデータが必要である。しかし、信頼できるデータの蓄積は不十分であり研究に支障をきたしている。 昨年度、我々はイオン・原子衝突の衝突断面積を計算するコードを開発した。これまでに、中または低エネルギー衝突による衝突断面積を計算するコードは開発されているが1、2電子系についての計算がほとんどで、3電子以上が関与する系についての研究はほとんどなされていない。我々のコードでは3電子以上の系も取り扱える。今年度、このコードを用いSi^<4+>+He衝突型についての研究を行い第21回ICPEAC(International Conference on the Physics of Electronic and Atomic Collisions(ICPEAC)で発表した。得られた結果は満足のいくもので、現在論文にまとめている最中である。また、Al^<2+>+Heについても計算を行いICPEACで発表し、さらに軌道効果なども調べ平成12年3月の物理学会で結果を報告する。 電子-多原子分子衝突に関しては、我々が以前開発したContinuum Multiple Scattering法による衝突断面積を計算するコード、その他のコードを用いてC_3H_8、C_3F_8、OCS、N_2Oなどの分子による電子散乱の研究を行い、論文として発表した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 佐藤浩史、季村峯生: "Electron Capture in Collisions of Si^<4+> Ions with He Atoms・・・・"Abstracts of XXI-ICPEAC. 2. 539 (1999)
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[Publications] 佐藤浩史、季村峯生: "Charge Transfer Processes in Collisions of Al^<2+> Ions with He・・・・"Abstracts of XXI-ICPEAC. 2. 540 (1999)
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[Publications] 季村峯生: "Total and Differential Cross Sections of C_3H_8 and C_3F_8 by・・・・"Physical Review A. 59. 2006-2015 (1999)
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[Publications] 季村峯生: "Charge Transfer Processes in Collisions of Ground State C^+・・・・"Physical Review A. 60. 345-353 (1999)
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[Publications] 季村峯生: "Total and Elastic Cross Sections for Electron and Positron・・・・"Journal of Chemical Physics. 111. 245-252 (1999)
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[Publications] 季村峯生: "Differential Elastic Scattering Cross Sections from N_2O in the・・・・"Chemical Physics Letters. 309. 414-420 (1999)