1997 Fiscal Year Annual Research Report
衝撃破砕物質における格子欠陥および発光現象に関する研究
Project/Area Number |
09640484
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山中 千博 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10230509)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
児玉 了佑 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 講師 (80211902)
池谷 元同 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20023161)
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Keywords | 衝撃波 / レーザー / ルミネッセンス / レールガン / fructo luminescence |
Research Abstract |
本研究では固体への機械的な刺激により発生する摩擦ルミネッセンス、フラクトルミネッセンスや衝撃ルミネッセンスに関して実験を進めている。 平成9年度は以下の実験を行った。 1)10-30J/pulse、パルス幅500psのガラスレーザ衝撃法を用いたγ線照射済み石英ガラス中の衝撃ルミネッセンス計測を、時間積分スペクトル(〜ms)およびストリークカメラによる1フレーム4nsの時間発展画像(強度32bit)により行った。衝撃ルミネッセンスは照射レーザー波長(0.53μm)と異なったred域にピークが現れ、いわゆる石英の熱ルミネッセンス発光と類似の発光スペクトルであった。 またレーザーの出力の大小により、ルミネッセンス発生の時間的ジッターが発生する。これは固体中に差した光ファイバーでみている観測点に衝撃波が到達する時間が、レーザエネルギーの吸収の大小により前後するためである。 このほか、500tプレスまでの岩石破砕実験にともなう、破砕物質のESR測定、および破砕試料の陽電子消滅スペクトルを計測した。さらにプラズマレールガン衝撃実験に関するターゲット、計測機材の準備を行った。
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