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1997 Fiscal Year Annual Research Report

カーペットに起因する室内空気汚染の制御に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09650656
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTokyo University of Science

Principal Investigator

吉澤 晋  東京理科大学, 工学部, 教授 (20077176)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菅原 文子  郡山女子大学, 家政学部, 教授 (50196705)
吉澤 晋  東京理科大学, 工学部, 教授 (20077176)
Keywordsカーペット / アレルギー / 室内空気汚染 / サンプリング / 付着構造 / 粉じん発生 / 浄化法
Research Abstract

アレルギー喘息の最大の原因とされているダニ及びカビアレルゲンは、建築的にはカーペットが最大の発生源であると考えられているが、カーペットの汚染発生特性については、内外を通して、殆ど全く研究されていないのが現状である。今年度は、
(1)在来研究についての文献的調査を行い、研究手法の検討を行い、
(2)カーペットに存在する粉塵のサンプリング及び定量法を開発・試験し、次の事項を明らかにした。すなわち(1)カーペットに散布したダストを、吸引機を用いフィルターに吸引し、除去量を測定した結果、吸引量を変えると採取量も変わる。(2)散布ダストに比例して採取ダストも増加する(3)吸引機により採取できる割合は50〜60%程度である。(4)カーペットの毛の間及び床面部分にあるダストは採取されにくい。(5)カーペットの付着ダストは洗浄によりほぼ除去できる。
(3)カーペット内部における粉塵の挙動について観察し、定量方法についての検討を行った。繰り返し吸引を行った結果、1回吸引後のカーペットは上部表面のダストは取れたが、中部以降の毛の間、床面部分にダストが残っていた。10回吸引後のダストは毛の下部及び床面部分にわずかであるが残っていた。中性洗浄を用いて、タワシで洗ったこと、乾燥させて顕微鏡で見たところ、各実験においてどれもほぼ完全にダストは除去されていた。これによりカーペットに付着したダストは洗剤を用いる事により除去できる事がわかった。現状では、手法に対する基礎的検討がほぼ終了した。
(4)次年度において、各種のカーペット構造、粉塵、汚染の挙動等について検討する。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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