1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09651014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
久保 昇三 鳥取大学, 工学部, 教授 (10026106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋元 博路 鳥取大学, 工学部, 助手 (20283971)
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Keywords | 表面効果翼艇 / 地面効果翼 / 低高度漸近理論 / 性能解析 / 翼性能 / 縦静安定性 / 航続距離 / 直接運行費 |
Research Abstract |
表面(地面)効果内で安定性に優れたS字キャンバーを持つ厚さの無い断面形で、縦横比が0.625の端板を持つ翼の揚力,抗力,ピッチングモーメントを低高度漸近理論によって求めた。この空気力学的特性に基づいて、通常の航空機工学で用いられる性能計算法によって、巡航速度,航続距離,静的縦安定性,必要馬力,燃料消費率といった性能を求めた。最後に、これらのデータに基づいて、全長40mの全翼形式表面効果翼艇の福岡-釜山間および新潟-ウラジオストック間における直接運行費を試算した。結果は、この2区間において、現存する、あるいは現在可能と考えられる全ての輸送機関に対し、表面効果翼艇の経済的優位性を示している。 この結果の一部は、1997年7月にシドニーで開催された第4回国際高速海上輸送会議において発表した。 引き続き、より現実的に、厚さのある表面効果翼の性能解析を行っており、完成し次第適当な学会において発表する予定である。
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