Research Abstract |
北海道,岩手県,東京都,大阪府,神戸市,福岡市,沖縄県,宮崎県,鹿児島県等の食肉処理場を訪問し,O-157発生後の食肉処理施設の安全性確保のための対策を調査した。 特に,効率化,高付価値化と伴に衛生基準向上に注目し,その為の施設投資,職員教育を調査した。その結果,食肉施設の処理頭数規模を22万頭から23.4万頭に拡大することが必要であり,処理経費を2.2千円から2.0千円に引き下げることが必要であることが明らかになった。 外国では,豪州,NZ,ドイツ,フランス,デンマーク,オランダの食肉処理施設の資料を収集し,分析した。また,デンマークとオランダを訪問し,サルモネラ菌対策,O 157対策,狂牛病対策(BSE)について調査した。その結果,EU(欧州連合)では,3気圧,133度,20分間の処理をしなければ,食肉の副生物は利用できないことが解明された。
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