1999 Fiscal Year Annual Research Report
G型肝炎ウイルスの遺伝子変異検出とその病態との関連についての検討
Project/Area Number |
09670480
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
林 純 九州大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20150443)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鍋島 茂樹 九州大学, 医学部, 助手 (50304796)
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Keywords | G型肝炎ウイルス / 疫学 / インターフェロン / C型肝炎 |
Research Abstract |
C型慢性肝疾患でのHGV感染は全体で22例、8.9%で、慢性非活動性肝炎7.7%、慢性活動性肝炎10.6%、肝硬変7,7%、肝癌8.2%で病型による差はみられなかった。HGV感染例の輸血歴は45.5%であった。HCVに対するIFNの有効性にHGVの重複感染は関連なく、IFNが有効であったC型慢性肝炎患者4例中2例にIFNによるHGVRNAの持続陰性化と肝機能の正常化がみられたが、無効であった10例中2例では持続陰性化がみられたが、肝機能の正常化はみられなかった。(Dig Dis Sci 44(3),1999)透析患者でのHGV感染は全体で34例、6.9%で透析期間が10年以上では12.6%と9年以下の44%に比例して有意に高率であった(pく0.01)。HGV感染例の輸血例の輸血歴は64.7%であったが、透析経過中に輸血歴もなくHGVに感染し、キャリア化した例もみられた。また、透析患者における肝機能異常例はHGV単独感染13例にはなく、HCV重複感染21例中19.0%であった。(Dig Dis Sci 43(9,1998)CSWにおけるHGV感染は全体で12例、12.5%で、就業年数が5年以上では24.3%と4年以下の3.6%に比較し有意に高率であった(p<0.01)。年齢やHCV、HBVおよび梅毒などの感染とは関連がなかった。(Dig Dis Sci 44(10),1999)また、HGV感染はHCVほどではないが、HBVに比較して持続感染に移行しやすかった(DigDis Sci印刷中) HGVはHCVとの重複感染もみられ、HCVと類似した感染様式が考えられたが、肝障害との関連は否定的であった。また、HGVはIFNによる排除も可能であるが、その感受性はHCVとは異なっていることが考えられた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Jun Hayashi: "Hepatitis G Virus in the General Population and in Patients on Hemodialysis"Digestive Diseases and Sciences. 43. 2143-2148 (1998)
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[Publications] 澤山泰典: "福岡市のCommercial sex workerにおけるHGV感染"日本性感染症学会誌. 9. 73-77 (1998)
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[Publications] Jun Hayashi: "Clinical Course of Chronic Hepatitis C Virus Infection Is Not Influenced by Concurrent Hepatitis G Virus Infection"Digestive Diseases and Science. 44. 618-623 (1999)
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[Publications] Norihiro Furusyu: "Lower hepatitis G Virus infection prevalence compared to hepatitis B and C Virus infection prevalences"Digestive Diseases and Science. 45. 188-195 (2000)