1998 Fiscal Year Annual Research Report
冷却型CCDカメラを用いたIV-DSAシステムの基礎的研究
Project/Area Number |
09670914
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
洞口 正之 東北大学, 医療技術短期大学部, 教授 (20172075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本間 経康 東北大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (30282023)
鈴木 正吾 東北大学, 医療技術短期大学部, 教授 (00004870)
大石 幹雄 東北大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (20004921)
斎藤 春夫 東北大学, 医学部, 助手 (90170521)
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Keywords | 冷却型CCDカメラ / DSA / 血管造影 |
Research Abstract |
平成10年度には既に開発したIV-DSA装置を改良し、新たに開発した血管ファントムを用いて、下記のごとく描出能の向上に向けた検討を行った。 1. 水とX線透過性のビニールチューブを使用した循環器系ファントムを製作した。チューブの壁厚は0.5mm、直径は2〜5mm、全長1000mmとした。水槽にアクリル板を横たえ、チューブを適当に走行させ配置した。 2. IV-DSAを想定し、造影剤(オム二パアク350)を1/2〜1/100に希釈して循環ポンプで注入した。注入時間は10〜60secとし、CCDチップ上でその間の信号蓄積を行い、希釈濃度と蓄積効果の関係を測定した。造影剤の循環速度は100〜500mm/secに可変でき、任意の速度を設定し、血管ファントムに接続した。 3. 各造影剤希釈濃度、各造影剤流速度、そして各蓄積時間における画像からサブトラクション画像を取得した。 4. 各組み合わせで実験を行った結果、現在までのところ、造影剤希釈濃度が1/2〜1/5、その流速が150mm/sec、30secの蓄積時間において、最も鮮鋭度の良い画像が構築できた。本法とフィルムによる画像の比較においてもほぼ同様の結果が得られた。 平成11年度は、実際のDSA装置との画像比較を検討し、本システムの完成を目指す予定である。
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