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1997 Fiscal Year Annual Research Report

骨形成因子を用いた血管柄付き骨・骨膜移植片作製の試み

Research Project

Project/Area Number 09671483
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

斉藤 覚  信州大学, 医学部・附属病院, 講師 (20175350)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高岡 邦夫  信州大学, 医学部, 教授 (30112048)
Keywords骨形成因子 / 骨膜 / 血管柄付き骨・骨膜移植 / 異所性骨形成
Research Abstract

1.ラット下腿骨膜およびその血行に関する解剖学的検討:
ラット下腿から血管柄付きで骨膜を挙上することが可能であるか検討するため下腿について解剖を行い,部位による骨膜挙上の容易さ,骨膜への血行分布を観察した。[結果]下腿中枢1/2では大腿動静脈のterminal branchであるsaphenous artery and veinから生じた数本の分枝が骨および骨膜に分布していた。しかしこの部の骨膜はけい骨粗面を覆う線維性組織と連続しており,骨と強く癒合していた。従ってこの部の骨膜は挙上困難と思われた。これに対し下腿末梢1/2から1/3では骨膜と骨の結合はゆるく,下腿前方で骨膜を鋭的に縦切開するとその後はエレバトリウムを用いて鋭的にけい骨内側から骨膜を容易に剥離することができた。この部の骨膜には下腿の中央でsaphenous artery and veinから分岐する血管が分布していた。この分枝をその前方および後方から剥離すれば血管柄つきで下腿内側の骨膜を挙上することは可能と思われた。
2.骨膜の構成に関する組織学的検討:
ラット下腿骨を骨膜付きで摘出,脱灰標本を作成し,骨と骨膜の関係,骨膜の構成成分(外側に存在する線維性組織,内側に存在するcanbium layer)の特徴について組織学的に観察した。[結果]canbium layerは下腿末梢1/2において骨に接して存在する,1から2層の細胞成分に富む組織として,その外側の線維性組織から区別できた。Canbium layerの細胞の核はヘマトキシリン-エオジン染色で,線維細胞の核より大きく,またより淡く染色された。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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