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1998 Fiscal Year Annual Research Report

3次元CTによる顎関節症に起因する下顎頭吸収と顎顔面形態機能の関連性の研究

Research Project

Project/Area Number 09672100
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

山田 一尋  新潟大学, 歯学部附属病院, 講師 (40182521)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石井 一裕  新潟大学, 歯学部, 助手 (40262448)
Keywords3次元CT / 顎関節症 / 下顎頭吸収 / 顎顔面形態
Research Abstract

下顎頭骨形態変化と顎顔面形態変化の関連を明らかにする目的で,1996年1月から1998年6月までの間に不正咬合の改善を主訴に新潟大学歯学部附属病院矯正科を受診した患者のうち,矯正治療前の臨床検査によって顎関節症状の現症あるいは既往歴が認められたため,鑑別診断の目的としてCT検査とMRI検査を施行した-般矯正患者,顎変形症患者の中から下顎頭骨形態変化を有するもの30名(平均年齢18.6±6.3歳)の被験者を選択した.なお,口唇裂口蓋裂などの先天異常患者は含まれていない.被験者は両側顎関節の病態によって,片側性下顎頭骨形態変化群(男3名,女11名,平均年齢16.8歳,以下片側群),両側性下顎頭骨形態変化群(男2名,女14名,平均年齢20.4歳,以下両側群)の2群に分類した.
被検者に対して,顎顔面形態の解析のために側面および正面セファログラム,機能解析のために咬合力測定を行った.
1. 両側性下顎頭骨形態変化群(両側群)の下顎頭では変形と断裂が多く見られ,これらの変化は若年者のみならず大人にも見られた.片側性下顎頭骨形態変化群(片側群)では平坦化が最も多く見られ,断裂は19歳以下にのみ見られた.
2. 顎関節の非復位性円板転位は,両側群では90.6%,片側群では76.9%見られた.
3. 顎顔面形態は両側群では下顎骨後退の特徴を示し,片側群では全ての被検者で下顎頭骨形態変化側への下顎骨の偏位が見られた.
4. 咬合力は片側群では偏位側で咬合力が大きく,両側群の咬合力が小さい値を示した.
これらの所見から,下顎頭骨形態変化は両側群と片側群の若年者のみならず両側群の大人でも進行性で不安定であることが示された.下顎頭骨形態変化は顎関節症状を伴う矯正患者において,下顎骨偏位と下顎頭後退の形態変化および咬合力の不均衡に関連してる可能性が示された.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Kazuhiro Yamada with5: "Condylar bony changes and chaniofacial norphology in orthodontic patieuts with TMO symptoms:A pilot study-using helical CT and MRI" Clinical Orthodontics and Research. Vol 2・No3(in press). (1999)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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