1997 Fiscal Year Annual Research Report
矯正治療成績を左右する治療危険因子の研究-若年者と成人患者における比較検討-
Project/Area Number |
09672118
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
平出 隆俊 昭和大学, 歯学部, 助教授 (80129866)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 浩之 昭和大学, 歯学部, 助手 (00224220)
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Keywords | 歯科矯正治療 / 危険因子 / 若年者の矯正治療 / 成人の矯正治療 / 治療期間 / 治療成績 |
Research Abstract |
平成9年度は動的治療を終了した1,005例のマルチブラケット装着期間(平均治療期間)を1.骨格性(I、II、III級)、2.治療内容(抜歯/非抜歯)、3.治療成績(良好/不良)、4.若年者/成人(18歳以上)に分類し調査した。資料はI級(346例)、II級(361例)、III級(298例)である。 結果: 1.若年者/成人の平均治療期間は、(1)I級若年者:23.7か月、成人24.0か月、(2)II級:24.8か月、27.3か月、(3)III級:23.2か月、22.8か月であった。 2.抜歯/非抜歯では、(1)I級抜歯:23.3か月、非抜歯20.3か月、(2)II級:26.0か月、22.8か月、(3)III級:23.0か月、20.4か月であった。 3.治療成績の良否では、(1)I級若年者・抜歯・成績良好:23.4か月、不良群24.0か月、非抜歯・成績良好群:22.1か月、不良群20.9か月、成人・抜歯・成績良好群:24.0か月、不良群24.2か月、非抜歯・成績良好群:18.7か月、不良群19.7か月、(2)II級:若年者・抜歯・良好群:25.1か月、不良群24.5か月、非抜歯・成績良好群:23.8か月、不良群24.4か月、成人・抜歯・成績良好:28.2か月、不良群26.4か月、非抜歯・成績良好群:22.1か月、不良群21.1か月、(3)III級:若年者・抜歯・良好群:22.9か月、不良群23.7か月、非抜歯・成績良好群:19.9か月、不良群21.7か月、成人・抜歯・成績良好:20.4か月、不良群25.2か月、非抜歯・成績良好群:22.1か月、不良群17.0か月であった。 平成10年度はこれらの症状群・治療期間と歯根吸収の出現様相とを検討する。
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