1997 Fiscal Year Annual Research Report
リハビリテーション看護の質的向上を目指した客観的評価方法の確立
Project/Area Number |
09672386
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
楊箸 隆哉 信州大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (90191163)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 千世 信州大学, 医療技術短期大学部, 助手 (30262736)
木村 貞治 信州大学, 医療技術短期大学部, 講師 (70252111)
大平 雅美 信州大学, 医療技術短期大学部, 講師 (50262738)
藤原 孝之 信州大学, 医療技術短期大学部, 教授 (40181416)
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Keywords | リハビリテーション看護 / 移動 / 体位変換 / 筋電図 / 主観評価 / Visual Analog Scale / EMG / Heart Bate |
Research Abstract |
本研究の目的である「リハビリテーション看護の質的向上を目指し、安全性が高くかつ積極的な機能回復を目指した看護ケアを行うため、理学療法との接点を生かしながら客観的評価方法を確立すること」を達成するため、本年度は、以下の方法で特に体位変換・移動などに伴う看護技術の評価方法を開発した。 1)文献・資料収集 学会・研究会への出席や他大学研究室への訪問により、関連資料を収集し、文献を集めた。 2)看護者に対する評価方法の検討 以下の3項目について検討を行った。 (1)全体的な運動量の評価(心拍数・心拍変動解析) (2)筋活動の評価(筋電図) (3)主観的感覚の評価(Visual Analog Scale) 主観評価との関連性から、心拍数は看護者の全体的な負担度を、また、筋電図は積分処理することにより上腕部、腰背部等、身体各部位の負担度を評価するのに妥当である可能性が示唆された。これらの研究成果の一部は平成10年7月に開催される第24回日本看護研究学会学術集会において発表する予定である。(楊箸隆哉 他,移動技術に関する評価方法の研究(その3)-筋電図・心拍数・主観評価を用いた検討- など3演題) なお、乳酸値測定を用いた疲労度の評価や患者(模擬患者)に対する評価方法の検討などは、次年度に行う予定である。
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