1997 Fiscal Year Annual Research Report
排便機能障害児・者とその家族の対人関係能力の変容過程と看護介入の課題
Project/Area Number |
09672404
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
宮下 弘子 長崎大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (30209902)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮原 春美 長崎大学, 医療技術短期大学部, 助手 (00209933)
石原 和子 長崎大学, 医療技術短期大学部, 教授 (30284714)
太田 保之 長崎大学, 医療技術短期大学部, 教授 (50108304)
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Keywords | 排便障害児 / 家庭内コミュニケーション / 対人関係能力 / TDM |
Research Abstract |
排便障害児・者および家族に対して標準化された質問項目をもとにした面接調査を行うための基礎調査を実施した。 質問項目を標準化するための基礎調査として、排便障害児および家族に対して手術前後から現在に至るまでの排便コントロール状況、日常生活適応状況、家族内・対医療者・同病者家族間のコミュニケーション状況について面接調査を行った。 さらに入院中の小児と母親のコミュニケーションを「遊び」、「与薬」、「食事」の3場面を中心に観察、類型化し、家族内コミュニケーションの一側面として母子の関係性の観察方法について検討した。これらの結果については、″Ana1ysis of the communication between the child in patient and her mother″のタイトルでACTA MEDICA NAGASAKIENSIAに投稿した。 また第18回子どもの難病シンポジウムに出席し、病児をもつ家族や医寮従事者から患者家族と医療者とのコミュニケーションの現状とありかたについて情報を得た。 本人の疾患(障害)のとらえ方の変化をみるための方法として、守山らが提唱しているTwo Dimentional Mapping(二次元イメージ展開法)の導入の可能性を検討した。 対人関係能力の向上に有効な結果をもたらす要因についての分析を行うため、SPSS ver.6.1からver.7.5へ変更し、より有用なデータの処理方法の導入を検討した。
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Research Products
(1 results)