1999 Fiscal Year Annual Research Report
妊産婦と乳幼児の母親のストレス・コーピングにおける看護支援の課題に関する研究
Project/Area Number |
09672430
|
Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
宮地 文子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部・看護学科, 教授 (60122975)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関 美雪 埼玉県立大学, 短期大学部・専攻科地域看護専攻, 助手 (40299847)
渡邊 好恵 埼玉県立大学, 短期大学部・専攻科地域看護専攻, 助手 (20289820)
山下 美根子 埼玉県立大学, 短期大学部・専攻科地域看護専攻, 教授 (60301850)
|
Keywords | 抑うつ / 初妊婦 / 乳幼児の母親 / ソーシャルサポート / 育児意識 / 育児上の憂慮 / 健康生活習慣 / 看護介入 |
Research Abstract |
1.浦和市が実施した母親学級受講者33名、川口市が実施した3-4か月児健診来所の母親57名、および川口市立T保育園児の母親49名に実施した質問紙調査について、抑うつに関連する要因検討をおこなった。 重回帰分析の結果、抑うつと単独で関連が認められた要因は、関連が強い順に夫婦関係の満足度、ソーシャルサポート、育児意識、健康生活習慣、育児に関する憂慮であった。 つぎに、一元配置分散分析によって、これら関連の認められた要因の具体的な項目毎に抑うつとの関連を検討し、看護介入に必要なアセスメントの方法を考察した。 2.出産後の母親の抑うつ状態の変動と母親および子どもの状態・ソーシャルサポート・育児上の憂慮との関係を測定する方法の検討を試みる目的で、子どもと母親の健康状態が出生時から良好であった7例、健康上の問題があった5例の計12例を対象に、ビジュアルアナログ尺度による母親の育児に対する自己満足感浮沈曲線と、ファミリーマップを用いて、抑うつ状態の変化、抑うつの誘因、抑うつの軽減に寄与したソーシャルサポートを検証した。 3.3年間の分析結果の報告書を作成した。
|