1998 Fiscal Year Annual Research Report
テレビ会議システムを活用した遠隔学習支援システムの研究
Project/Area Number |
09680230
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Research Institution | Oita Prefectual College of Arts and Culture |
Principal Investigator |
三宅 正太郎 大分県立芸術文化短期大学, コミュニケーション学科, 教授 (50107017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村井 護晏 大分大学, 教育学部, 教授 (70040730)
凍田 和美 大分県立芸術文化短期大学, コミュニケーション学科, 教授 (90107839)
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Keywords | テレビ会議システム / 遠隔教育 / 遠隔指導 / マルチメディア / 生理反応分析 / 学習支援システム |
Research Abstract |
本研究は双方向通信を通して行われる学習・指導活動での学習者と指導者の発言及び行動と、皮膚抵抗反応等との関連を検討し、遠隔学習指導における指導方法の検討と、学習者と指導者との交信を自動的に記録保存し、個々の学習者の内面の変容過程を客観化し、教師教育などで活用するシステムの構築である。 そこで、本研究プロジェクトの目的は、1)遠隔学習中の学習者、指導者の生理反応のモニタによりテレビ会議システムを活用した学習支援システム特性を明らかにすること、2)遠隔学習中の学習者、指導者の行動や発言のモニタによりテレビ会議システムを活用した学習支援システムをの特性を明らかにすること、3)遠隔学習中の学習者、指導者の電子文字の交信のモニタおよび操作性の良いインタフェースによるテレビ会議システムを活用した学習支援システムの特性を明らかにすることである。 平成10年度の研究は、 1. 前年度の研究成果を検討し、さらに大分大に学習者側、と芸術短期大に指導者側と入れ替えて、前年度の手法を引き続き継続する。 2. 遠隔学習支援システムのあり方について実践者からの生の意見を聞き、問題点を整理した。 3. 大分大の生理反応測定装置により、学習中の皮膚抵抗反応等の生理反応測定して、指導における皮膚抵抗反応や脳波について関係を分析した。ビデオやコンピュータシステムに保管されている会話記録と生理反応との関係について分析研究した。 4. インターフェースや会話記録ソフトの改良を行い、操作性をよくするため、仮想キャンパスウォークスルーの実現の検討を行った。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 三宅正太郎、村井護晏、凍田和美: "テレビ会議システムを活用した遠隔学習支援システムの研究(1)〜学習者反応を中心に〜" 日本科学教育学会第22回年会. 91-92 (1998)
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[Publications] 凍田和美、平岡美紀、中島順美 手嶋晴子、山本圭子: "現実感を強化したキャンパスウォークスルーの実現" 平成10年度電気関係学会九州支部連合会大会論文集. 161-162 (1998)
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[Publications] 村井護晏、三宅正太郎、凍田和美、安田文恵: "マルチメディア(テレビ会議システム)の授業利用について〜大分県の小・中・高等学校教論の持つイメージ〜" 第23回日本科学教育学会年会. 発表予定. (1999)
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[Publications] 村井護晏、三宅正太郎: "マルチメディア学習環境における学習者の生理反応の分析" 日本教育工学会大会. 発表予定.