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1997 Fiscal Year Annual Research Report

西瀬戸自動車道の開通が本州・四国間のトラック輸送に及ぼす影響分析

Research Project

Project/Area Number 09750626
Research InstitutionHiroshima National College of Maritime Technology

Principal Investigator

岡山 正人  広島商船高等専門学校, 助教授 (70194412)

Keywords経路選択 / 非集計行動モデル
Research Abstract

本研究は、西瀬戸自動車道に先だって開通が予定されている明石海峡大橋と、西瀬戸自動車道が本州・四国間のトラック輸送に及ぼす影響を分析することで、本州・四国間のフェリーを利用したトラック輸送のあり方を検討することを目的としている。
そこで、上述した研究目的を達成するために、本年度は次の手順・方法で研究を進め、いくつかの成果を得ることができた。
1.明石海峡大橋開通後を対象としたトラックによる経路選択モデルの構築
1994年12月に阪神・四国のトラック事業所を対象にして行われたアンケート調査結果をもとにして、現状の輸送経路の実態を把握するとともに、各輸送経路の選択要因について統計的な手法を用いて計量的に分析した。この結果、「船中で運転手が休憩できる」といったフェリー特有の選択要因を抽出するとともに、こうした要因が長距離フェリーほど有利に働くことを明らかにすることができた。また、これらの分析結果をもとに、トラックによる経路選択行動を非集計行動モデルによりモデル化し、その有効性や問題点を確かめることができた。なお、今後こうしたモデルを西瀬戸自動車道にも応用していきたい。
2.西瀬戸自動車道に関する基礎資料の収集
本州・四国間のOD交通量や貨物流動量など基礎データの収集、および、他の機関による西瀬戸自動車道開通の調査報告書などのサーベイを行うとともに、複数のトラック事業所や関連するフェリー事業所などへのヒヤリングも行った。これらの結果、本州・四国間の貨物が主として四国のトラック事業所によって輸送されていることなどがわかり、今後こうした事業所を中心に、明石海峡大橋および西瀬戸自動車道がトラック輸送へ及ぼす影響について調査する必要があることがわかった。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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