1997 Fiscal Year Annual Research Report
リチウム反応性・非反応性双極型感情障害の遺伝子診断と治療への応用-inositol 1,4,5-trisphospnate type-1 receptor sequence解析からの検討
Project/Area Number |
09770732
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
奥山 直行 山形大学, 医学部, 助手 (50282215)
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Keywords | リチウム / 感情障害 / 遺伝子診断 / イノシトール |
Research Abstract |
感情障害の遺伝歴のない健常者8名・リチウム反応性双極性感情障害2名・リチウム部分反応性双極性感情障害5名・リチウム非反応性双極性感情障害2名・リチウム非反応性大うつ病2名を対象とした。全対象者から抽出したIP_3 binding siteを含む3種類のPCR産物およびCa^<2+> channelを含む1種類のPCR増幅産物をagarose gel上でmolecular size markerと一緒に電気泳動後見かけ上のsizeを調べたが、特に異常と認められる産物は発見されなかった。リチウム非反応性大うつ病2名・リチウム非反応性双極性感情障害1名から得られたligand binding siteのfirst portionの塩基配列を検討したが特に変異はみられなかった。これらの結果からIP_3受容体のligand binding siteおよびCa^<2+> channel siteを含むDNA断片のsizeの検討からは特に感情障害に特異的な異常は見出せなかった。またIP_3受容体のligand binding siteのfirst portionの塩基配列の検討でも特にリチウム反応性を決定するような変異は認められなかった。
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