ライデン国立民族学博物館所蔵日本絵画(下絵・素描)資料の悉皆調査及び目録化

1999 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 10041046
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
• Section: 一般
• Research Institution: National Institute of Japanese Literature
• Principal Investigator: 山崎 誠 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (70094696)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 松原 茂 東京国立博物館, 学芸部美術課, 絵画室長 (50000352) ; 榊原 悟 群馬県立女子大学, 文学部, 教授 (90295444) ; 大西 廣 武蔵大学, 人文学部, 教授 (30011307) ; 岡 雅彦 国文学研究資料館, 副館長 (20044729) ; キャンベル ロバート 国文学研究資料館, 文献資料部, 助教授 (50210844)
• Keywords: ライデン国立民俗学博物館 / 日本絵画資料 / 下絵 / 素描 / 悉皆調査 / 目録

Research Abstract

本研究自体は、将来にかけて本格的研究を進めるために基礎づくりとして、資料の悉皆調査と目録データベース作成を直接の目的としている。悉皆調査においては、総数約4000に及ぶ資料の一点一点についてのデータ採取と写真撮影を行うが、データ採取の最大の課題である主題判定において、とくに各分野からの共同研究であることが重要な意味をもってくるであろう。
目録データベース作成に当たっては、同じく日・蘭の研究者間での、採取データの吟味・分析のための研究会を重ねた上で、国文学研究資料館の情報科学の専門家の協力をも仰ぎつつ、データベース・システムの構築及びデータ入力を行うことになる。
具体的には次の実施計画に基づいて研究を推進する。
本年度の研究実績は以下の通りであった。
○八月に二週間程度の現地調査を行い、画帖屏風を中心に調書の作成と写真撮影を行った。最終年度に画帖の残りの調査を行えばほぼ目的を達成したことになる。
○昨年調査分を含め、データの解析を、画題の決定、作者・作期の確定を主眼として行った。
○多言語データベースをどのように実現するか、具体的検討課題をおこなった。詳しい検討は最終年度に行う。
○目録データベースの入力作業を実施する。約三百五十点の入力を完了した。