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1998 Fiscal Year Annual Research Report

介護サービスにおける人的資本の国際比較研究

Research Project

Project/Area Number 10041083
Research Category

Grant-in-Aid for international Scientific Research

SectionField Research
Research InstitutionJapan Women's University

Principal Investigator

高木 郁朗  日本女子大学, 家政学部, 教授 (50107174)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野城 尚代  日本女子大学, 家政学部, 助手 (50247095)
GATU Dagfinn  日本女子大学, 人間社会学部, 助教授 (00227307)
CARLILE Lonn  ハワイ大学, Japan Institute, 教授
ALTMANN Norb  社会構造研究所, 所長
Keywords介護労働・医療労働 / 人的資源 / 多様な労働形態・不定型労働 / 介護労働市場 / 教育・訓練 / 対人サービス
Research Abstract

今年度の研究においては、3回の国際研究会議(東京、ミュンヘン、ストックホルム)とヒアリング調査、および日本国内の高齢者施設および在宅介護組織(福岡、津久見、熊本、札幌、仁木)におけるヒアリング調査を行ない、介護労働の実態分析をおこなうとともに、国際比較のために方法論上の討論を深めた。これらの研究にあたっては、研究代表者・同分担者以外に、各国の専門家の協力を得た。また、各国別に介護サービス分野における人的資源にかかわる文献サーベイと統計データの集積をはかり、今後の比較研究のためのペースを確立した。
これらの研究活動をつうじてつぎの諸点があきらかとなった。
(1) 介護にかかわる人的資源の量については、措置制度を基準とする日本、介護保険下のドイツ、公的供給をおこなっているスエーデン、市場供給のアメリカという各国の制度的な違いを反映して大きな差がある。また、医療のなかに介護が包摂されているアメリカと、介護が相対的に孤立しているスエーデンとのあいだでは、量的のみでなく職種の構成においても大きな差がある。
(2) その一方、介護サービスにかかわる労働のあり方については、それが対人サービスであり、不定型的労働としての側面もたざるをえないこと、多くが女性によって担われてること、介護プランの確立から実際にサービスを供給するにいたる多様な労働形態が存在することなど共通の性格をもっている。
(3) 介護サービスの供給ルートとしては、ドイツ、スエーデン、アメリカにおいて、医療労働力と類似した教育、訓練課程が整備されつつあり、職業としてのはっきりした位置付けをもつようになっている。ドイツにおいては、介護労働市場の発展が失業問題解決の重要な一翼を担うものとされている。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 高木 郁朗: "「研究紹介・地域の福祉サービス供給にかかわる非営利民間団体の労働力融合に関する研究」" 生活経済政学. No.23. 18-18 (1998)

  • [Publications] 高木・野城: "『介護の社会化と介護労働の変容』" (社)生活経済政学研究所刊. 5-14,63-72 (1999)

URL: 

Published: 1999-12-13   Modified: 2016-04-21  

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