1999 Fiscal Year Annual Research Report
2000年世界人口センサスの可能性と展望にかんする国際比較ー統計調査環境の世界的な変容とレジスター統計の国政的な動向ー
Project/Area Number |
10044034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
濱砂 敬郎 九州大学, 経済学部, 教授 (70039791)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 晃 敬愛大学, 経済学部, 教授 (60265460)
森 博美 法政大学, 経済学部, 教授 (40105854)
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Keywords | 世界人口センサス / 統計レジスター / 行政レジスター / 統計調査環境 / 住民登録制度 / 行政登録制度 |
Research Abstract |
本研究の課題は、統計調査環境問題の深刻化によって、基本的な転換を迫まられている政府統計の新しい展開方向を模索するために、行政レジスターによるセンサス様式が試みられている2000年世界人口センサスにおいて、米国、英国、ドイツと日本のセンサス統計にかんする統計政策と統計レジスターシステムの動向を実証的に分析し、国際的な視野から、21世紀におけるセンサス様式と統計政策のあり方を展望することである。 平成11年度は、本研究プロジェクトの初年度の海外実施調査(英独調査と米国調査)によって収集した各国の2000人口センサスの計画・準備状況にかんする最新の情報を踏まえて、調査計画の再点検を行い、わが国における合同研究集会と共同調査を福岡と東京で実施した。 九州大学(福岡)では、人口センサスの今日的な意義と最新の利用様式について、海外研究協力者(米国、Easly Hoyアメリカセンサス局調査研究部長)、英国:Angela Daleマンチェスター大学センサスサーベイセンター教授、独国:DieterBierau連邦統計局センサス課長)が各国の実情を紹介し、センサスデータ利用の将来的課題を確認した。また法政大学統計研究所(東京)では、2000年人口センサスが直面する方法的技術的問題について、情報・経験を交流し、英米の人口過少把握問題とドイツのセンサスレジスター問題の動向を分析した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Easley Hoy: "Microdata of the Bureau of Cansus,U.S.A"研究所報 Bulletin of Institute. No.26. 1-11 (2000)
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[Publications] Angela Dale: "The research value of the census of population:experience from the UK"研究所報 Bulletin of Institute. No.26. 29-53 (2000)
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[Publications] Angela Dale: "The 2001 Census in the UK"研究所報 Bulletin of Institute. No.26. 89-108 (2000)
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[Publications] Hiromi Mori: "A short Review on Japanese Demographic Statistics-Present State and Takes for the Future-"研究所報 Bulletin of Institute. No.26. 109-129 (2000)
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[Publications] 石田 晃: "米国の2000年人口・住宅センサスについて"敬愛大学研究論集. 57号. 15-40 (1999)