ジョグジャカルタ都市開発計画:交通及び住環境整備を中心に

2000 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 10044183
• Research Institution: Ritsumeikan University
• Principal Investigator: 石見 利勝 立命館大学, 政策科学部, 教授 (20016687)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 塚口 博司 立命館大学, 理工学部, 教授 (80127258) ; 木村 一信 アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (20105365) ; 高尾 克樹 立命館大学, 政策科学部, 教授 (50143681) ; 平尾 和洋 立命館大学, 理工学部, 助教授 (00252479) ; 笠井 利之 立命館大学, 経済学部, 教授 (60309086)
• Keywords: 東南アジア / インドネシア / ジョグジャカルタ / 歴史都市 / 交通 / 住環境 / 開発 / 文化

Research Abstract

歴史的・文化的に重要な都市であるジョグジャカルタ(インドネシア)を取り上げ、バランスのとれた「保全」と「開発」事業のために、特に交通状況・住環境の改善に焦点を当て実践可能なマスタープランを作成・実行するための基礎的な学術調査を行った。また、ジョグジャカルタとの比較検討のため、ジャカルタをはじめとするインドネシア国内の幾つかの都市について、既存の都市開発・環境改善プランとその実行状況、地域資源の有効利用、都市と社会・文化的特性などにつき基礎的な学術調査を行った。これらの学術調査によって得られた分析結果は、近代的な開発技法にかわるものとして、環境に配慮した上で、歴史的・文化的に重要な遺跡・建造物を保存しつつ、地域特性を活用した開発・保存のための技術指針を作成することに一定の貢献をすることが期待される。
なお、そこから得られた知見の集大成として、学術調査に参加した交通、開発、住環境、建築、文化など各分野の専門家の執筆による図書を発行する予定である。